銀魂BL小説
がやがやといつもより少し騒がしい人波の中、銀時はいつものようにのらりくらりと歩いていた。五月の大型連中の半ばであるので道行く人の数も多い。
夜の町を彩るネオンの光が、その銀色の頭にきらきらと反射している。そこに手をやりがしがしと掻く仕草もいつも通りだ。
ただいつもと違うのは、その隣に子供達の姿が無いことである。神楽も新八も朝から出掛けていた。神楽は友達と遊びに、新八はお通ちゃんのライブに行ってしまっている。勝手に休みを取って出掛けてしまった二人に恨み言の一つでも言いたかったが、給料未払いを盾にされては閉口する他なかったのだ。
久しぶりの重労働でほんの少し身体が痛むが、その依頼料のおかげで飲みに出掛けられているのだから気分は良い。いつの間にか口ずさんでいた鼻歌も、酔っ払い達の喧騒の中では人目を引く心配もないので思う存分そのヘンテコなリズムを奏でられる。
これでアイツに会えたなら最高なのに。
そう胸の内で呟き、銀時はいつもより暖かい懐を探る。
そこから取り出したのは、一本のサインペン。
今日のもう一つの依頼料であるそれを見つめた後、小さくため息を洩らした。
今日の依頼は、文具屋の片付けの手伝いであった。
顔見知りのおばちゃんが営む今にも崩れてしまいそうな小さな文具屋は、古めかしい外観とは裏腹に品揃えも良く上質な品の割に値段も手頃だと評判であった。実際、銀時も文房具を買う際はこの店を利用していた。
内装を変えたいという彼女の要望に応え、小さな店内をあくせくと動き回り、やっと終わった頃にはもう日も傾き始めていた。
「銀さんお疲れ様。銀さんのおかげで助かったわ、ありがとうねェ」
にっこりと微笑む彼女に釣られ、銀時も頬を緩ませた。
「おぉ、じゃ、次買いに来た時には全品タダで提供してもらおうかな」
「あら、それじゃあ今日の依頼料は要らないのかしら」
「すいまっせんでしたァァァ!」
そんな軽口を叩き合っていると、「あ、そうそう」と彼女が奥へ引っ込んで行ってしまった。
どうしたのか、と銀時が訝しがっていると彼女は一本のペンを片手に戻ってきた。
「全品タダは無理だけど、これを貰ってちょうだい」
差し出されたそれは、深い紫色の花の模様があしらわれた何とも粋なものであった。
「え、いいのかよこんな高そうなモン貰っちゃって」
驚いた銀時が尋ねると、ふふっと彼女は楽しそうに笑った。
「さっきは随分と厚かましい事言ってたくせにねェ」
きまりが悪くなって銀時は頭を掻く。
「そんな事気にしなくっても大丈夫よ。頼む本数を間違えちゃって余っただけだから」
「売れ残りの処理ってワケか」
「あら、でもそのペンは不思議な力が宿っているのよ。なんでも、それで書いた事は本当になるらしいの」
「え?」
思わず彼女の顔を見遣ると、悪戯っ子のような笑みを浮かべていた。
つまり。
「……エイプリルフールならもうとっくに終わったよ」
「ふふ、そうだったわねェ。でも、信じてると本当に不思議なペンになるかもしれないよ」
まぁ貰っといてくださいな、と言うおばちゃんの声に銀時は素直に頷いた。かくして、そのペンは銀時の懐に収まることになったのである。
銀時は歩きながら手に持ったペンをまじまじと見た。細やかな装飾や美しい色使いからして、結構な値のするものだろう。それに、何だか不思議な魅力を放っている、ような気がする。おばちゃんの言っていた事も、本当ではないかと思わせるくらいに。
書いた事が現実になる、なんて。
そんなことがあるワケない。
そう一笑に付したいのに、それが本当であればいいと望んでしまう心があることを銀時は感じていた。そんな気休めにすがりたくなる程に叶えたい、だけど絶対に叶う可能性なんてないような願いを、ずっと胸の中にかくしていたから。
アイツに、想いが伝わりますように。
そして、あわよくば、隣に並ぶ事が自然な関係になれますように。
まるで乙女のような自分の願いに、銀時は軽く苦笑した。なんとなく気恥ずかしい。少し熱くなった頬を、夜の冷んやりした風が撫でる。もう五月だとはいえ、まだ夜はほんの少し肌寒い。
銀時はペンを懐にしまい直し、目指していた居酒屋へと歩みを進める。
銀時の行きつけのその店が、相手も常連として通っている事はこれまでの経験から知っている。もう何度もばったり出くわしているのだから。約束をしている訳ではないから確実に会えるという保証はない。しかしどうやら似た思考回路を持っているらしい二人のことだから、今日も偶然出くわす可能性は充分にある。
前まではばったり会ってもお互いに嫌な顔をして罵りあうのが常だった。実際は、銀時のそれは照れと顔の弛みを隠すためであり、本心ではなかったのだが。
しかし最近では、穏やかに二人で杯を重ねられるようになり、銀時がそのふんわりとした笑みを浮かべる姿を目にする回数も増えた。
だから今日も一緒に飲んで、そりゃちょっとは軽口の応酬なんかもするだろうけど、ゆったりした穏やかな時間を共に過ごせたらいい。
そんな淡い期待と、今日どうしても伝えたい、伝えなくちゃならない言葉を胸に抱えて、銀時は懐に大切にしまったペンをぎゅっと握りしめた。
既に千鳥足となった酔っ払いを慣れた足取りでかわしつつ、銀時は目的地である居酒屋へと辿り着いた。
店先に掲げられた赤く光る提灯を尻目に、銀時は期待を込めながら戸を引く。
「おっ、銀さん久しぶりだね!」
「おお、今日はちょいと懐が暖かいからな」
威勢の良い親仁の声に片手を挙げて応えながら、騒がしい店内を見回して目当ての人の姿を探す。
見つけた。カウンターの一番奥の席。
小皿にマヨネーズの山を作りあげている真っ直ぐな黒髪は、間違いなくあいつだろう。
土方十四郎。銀時が密かに想いを寄せている、男。
その隣が空席である事を素早く確認し、銀時は頬を緩ませた。
良かった。本当に、会えた。
体の奥の方から湧き出てくる甘い喜びが顔に出てしまわないように細心の注意を払いながら、銀時は土方の隣席へと向かう。
「よお」
へらりと声を掛け椅子を引く。
銀時へと顔を向けた土方は、少しうんざりした風に僅かに眉を寄せた。
「またテメェか」
「ちょっと、そんな言い方酷くない?」
そうは言いつつも、拒絶する素振りは見せない土方に銀時は笑みを零す。
ちょうどその時、親仁がお冷とおしぼりを運んで来た。
「じゃ、そんな暖かい懐の銀さんなら、今までのツケも払ってくれるのかい」
笑顔でそう言う親仁に、銀時は慌てて否定の言葉を返す。
「いや、暖かいって言っても大したことねーから!ちょっと薄日が差した北極、くらいのモンだから!」
あはは、と楽しそうに肩を揺らしている親仁に、生ビールとつまみを数品注文する。
カウンターの奥へ消えた親仁の背中を拗ねた表情で見送った銀時に、土方が呆れたように声をかけた。
「薄日が差した北極ってそれ全然あったかくねーぞ多分」
「えっ、じゃあ南極?」
「……言っとくが南極は別に常夏じゃないからな」
マヨ塗れの、恐らくキンピラであろう物体をつまみながら土方はふふ、と肩を震わす。そんな楽しげな笑顔に、銀時は
「うるせーな、そんな事知ってますぅー、ちょっとしたジョークに決まってんだろ」
と唇を尖らせて首の後ろを掻いた。
「で、今日はツキが良かったのか?」
「パチンコじゃねーよ、普通に仕事してきたわ!その依頼料だよ!」
「へぇ、そんな珍しい事もあるんだな。明日の天気は雨か」
思わずムキになって言い返しそうになったが、ゆるりと笑みを浮かべた穏やかな土方の顔を見るとたちまち毒気を抜かれた。
あぁ、うん、そうかもね、なんて返しながら銀時は惚れた弱みというものを痛感していた。なんとなく悔しくなって、銀時は土方の前の小皿からマヨのかかってないところをつまんでやった。それでも土方がそれを咎める様子は無い。
酒のおかげなのか、どうやら今日の土方は機嫌が良いらしい。
「お前は?非番だった?それとも仕事終わりに一杯ってカンジ?」
土方がいつものカッチリした隊服ではなく黒い着流しを纏っていることから銀時が尋ねる。
「あぁ、まぁ、仕事上がりっつーか……」
歯切れの悪い返事に若干引っかかりを覚えながらも、ふーん、と軽い相槌を打つ。
「真選組副長さんもタイヘンだな、誕生日にも仕事なんざ」
「……え?」
目を丸くした土方がはっと顔を向けたので、銀時はどうしたのか、と不思議に思いつつ先程の自分の言葉を反芻する。
あ、ヤバイ。
「お前、俺の誕生日なんて知ってたんだな」
少し感心したような声音で土方が言ったので、銀時はあははと曖昧に笑ってみせた。
本当は、ずっと素知らぬ風を装って飲み続け、店を出た後にサプライズでおめでとうと言うつもりであった。うっかり口を滑らした事でその計画がパーになり銀時は内心でその天パ頭を抱えた。これでは祝うタイミングが掴めない。
「いや、うん、まぁ沖田くんとかゴリラとかが話してるのを前に聞いたことがあったような無かったような……?」
「ふーん……あ、近藤さんはゴリラじゃねーよ、多分」
「いや、そこは断定してやれよ」
ふふ、とまた土方が楽しそうに頬を緩めた。滅多に見ることが出来ないその柔らかい表情に思わず見惚れる。
やっぱり、コイツのこと好きだな。
銀時はそう心で呟いた。
「……何だよ、なに見てんだよ」
僅かに眉を顰めながら土方が怪訝そうに言う。銀時は慌てて顔を背けて両手をぶんぶんと振った。
「べっ別に⁉︎何でもねェけど!⁉︎」
動揺を隠すためにジョッキをぐいと傾ける。冷えたビールを飲んでも、火照った顔の熱は冷めない。背後の喧騒が、どくどくと煩い自分の鼓動の音を掻き消して隣の男に聞こえないようにしてくれるのが救いだった。
「つーかお前、誕生日なのにこんなトコで飲んでていいの?」
銀時の怪しい挙動には頓着する様子も見せずにのんびりと箸を動かす土方を横目で見ながら、銀時は先程から気になっていた事を尋ねてみる。
会えるかも、なんて思いながらここへ来たが、正直その期待は小さいものであった。
真選組内でも誕生日会なんかが開催されるだろう。だから、飲みになど来ない確率の方が高いし、来たとしても自分より遅くに来るだろうと銀時は踏んでいたのだ。
それが、こんなに早くに来ているなんて。確かにもう日は沈みきっていて辺りは暗くなっているが、夜遅くというには早すぎる時間である。
「んだよ、俺がここにいちゃいけねーのかよ」
段々と呂律が回らなくなってきた土方と目が合う。拗ねたような顔も頬が薄っすらと赤くなっている。
「いや、そーいうワケじゃねーけど……。お前、屯所でもお誕生日会とかあるんじゃねーの?」
「あぁ、あったけど途中でぬけてきた」
「はぁ?」
何でもないようにさらりと告げた土方の言葉に、銀時は素っ頓狂な声を上げた。
「何してんだよ、何で主役が抜けてんだよ」
「だって、俺がいたんじゃあいつらもゆっくりできねーだろ?」
さもそれが当然だといった風な口調。銀時は乱暴に自分の頭を掻いた。
全く、この男は。
「それに、今日の宴会は昨日の討ち入りの打ち上げもかねてんだよ。だからべつに俺は主役とかじゃねェ」
別段表情を変えることもなく、頬杖をつきながら淡々と述べる土方に、銀時は今度こそはぁっと大きく溜息をついた。
そんな銀時をチラリと見遣り心底不思議そうな顔で「どうした」と言う土方に、「いや、何でもねーよ」と片手を振りながら返す。この男のこんな性格は今に始まった事ではない。
「つーか討ち入りとかあったんだ?ニュースで見た覚えがねーんだけど」
「まぁ小さい規模だったからな。こっちも軽症者数名で済んだし」
「……ふーん、お疲れ様」
銀時はさり気ない風を装って軽くそう返した。
ここで、お前は無事だったのか、なんて聞ける間柄ではない。
それにそんな事が素直に聞ける性格だったならばもう少し二人の仲も進展しているだろう。
遣る瀬無い思いを胸にしまい込んで、銀時はつまみの枝豆に手を伸ばした。
「それ、ひとつちょーだい」
隣を見れば、土方は赤ら顔のまま手の平をこちらに突き出していた。その子供のような言葉遣いと仕草は、普段であれば絶対にしないであろうものだ。
ちくしょう、狙ってんのかよカワイイなオイ!!
銀時は内心で悶えながらも冷静を装って、「あーはいはい枝豆ね」と一つつまんで差し出す。
しかし、その差し出した手から枝豆は受け取られず、代わりに何故か銀時の手ごと土方の両手にしっかりと掴まれた。
「へっ、ちょっ、土方くん?」
予想外の出来事に、銀時の頭は中まで真っ白になる。
動揺を隠しきれずにびくりと肩を跳ねさせながら銀時は上擦った声を上げる。一方土方はそんな事を気にも留めずに、銀時の閉じられた手を開こうと指を動かしている。
銀時の指から枝豆がぽろりと落ち、テーブルに転がった。
「ちょっと土方くん、枝豆欲しいんじゃなかったの?つーか銀さんの手の何がそんなに気になるの」
銀時の声が少し強張っていることにも土方は全く気付いていない様子である。そのままむにむにと銀時の左手を弄っている。
熱くなった手の平で包まれる感触に、銀時の心臓は高鳴りっぱなしだ。
「ん〜、生命線」
「は、生命線?」
「うん」
土方の長い人差し指が、銀時の親指の付け根付近にある皺をそっと滑る。その瞬間銀時の心臓はより一層強く跳ね上がった。
「ははっ、やっぱりお前のは長いな」
予想通りだ、とくつくつ笑う土方に、 なんだか気恥ずかしいものが込み上げてきてふいと目を逸らした。
「予想通りって何だよ」
「だってお前、すっげーしぶてェじゃねーか。ゴキさんもびっくりするレベルで」
「人をあんな油ギッシュな黒光り野郎と比べるんじゃねェよ。つーかゴキさんって何、いつもそんな呼び方してんの」
「ばか、飲食店で本名出すわけにいかねーだろーが」
「いやお前のその気遣いのが馬鹿だわ」
素っ気無く言いながらも、何そのアホな気遣いすっげー可愛い!!と銀時はまた内心で悶えている。
「つーか何で急に生命線?」
先程までの会話の流れでは、全くそんな話はしていなかったはずだ。なんせ、直前まで枝豆の話だったのだし。
「屯所でのんでるときに、隊士のひとりが手相見れるとかいいだしてな。そんで、みんなで自分の生命線見てたんだ」
「ふーん……、お前は?」
何となくその言い出しっぺの隊士が引っかかりながらも、銀時は土方に問い掛けた。
「そいつに見てもらったら、おれのはすっげー短いっていわれた」
ほら、と差し出された左手を覗き込む。確かに、彼の指が示した皺は約二センチ程の長さであった。
「うわっ、何これ短っ!生命線っつーか点だろこれ!」
「ふははっ、何だよ生命点って」
手の甲を口元に当てながら眉尻を僅かに下げて楽しそうに笑う土方に、銀時は複雑な思いを抱いた。
元々そんな事を気にかけるような男じゃないことは分かっているけれど……何だか、寂しい。
「お前、嫌じゃねーの?」
余程ツボだったのか未だに肩を震わしている土方に言ってみる。
「それ、隊士どもにも言われたけど、そんなもん嫌っつったってしょーがねェしなぁ」
そりゃそうだけど、と銀時は首の後ろを掻いた。
「でもまあ、俺ぁ、あいつらを護っていけるんなら本望だけどなぁ」
ふにゃ、と口元に笑みを浮かべながら土方は静かに目を伏せた。
あいつら、というのは確実に真選組の連中だろう。
ほら。こういうヤツなんだ。
銀時は、ぎゅうと切なさが胸を締め付けるのを感じた。テーブルの下で手を握り締める。
別に生き急いでる訳でも、まして生命を大切にしていない訳でも決してないけれど。
だけど、自分の定めた大事なものの為ならどんな無茶も危険も顧みない。自分のことなんか一切気にせずに一人で突っ走ろうとする。
そんなところが、眩しいと感じる反面、ひどく危なっかしい。
そんな彼だから惚れたのだと分かってはいる。
だけど、もっと自分のことも大事にしてほしい。自分を大事に思っている人がいることを、ちゃんと知ってほしい。
銀時は懐から例のサインペンを取り出した。それまで何か考え込んでいる様子だった銀時の突然の行動に、土方は僅かに困惑した。
「よろずや?」
「いいからじっとしとけ」
銀時はペンのキャップを外すと、土方の左手を取りその生命線の上を強くなぞった。その力強い線は、本来の長さを越えて手首にまで及んでいる。
「ん、これでお前も銀さんとお揃いだから」
それまできょとんとしていた土方はまじまじと自分の左手を見つめてから、ふっと吹き出した。
「はは、すげー御利益ありそーだなこれ。ホントに長生きになりそうだ」
ふんわりと笑んだ姿は、数十分前に銀時が目にしたいと思っていたそれよりも、ずっと綺麗だった。
「そりゃそうだろ、何てったってこのペンは書いたことが本当になるペンなんだから」
そんな土方を見守る銀時もまたひどく優しい表情を浮かべている。
土方は気付いてないようだけど、と銀時は心の内で呟いた。
真選組の連中だって絶対に土方の誕生日会を打ち上げのついでだなんて思っていないだろう。きっと、心から土方の生まれた日を祝福したいと思っているに決まっている。
そして、勿論、俺だって。
「土方、誕生日おめでとう」
愛され下手な君へのプレゼント。
ずっと君が沢山の愛に包まれながら笑っていられますように。
君の誕生日が来る度に、そう願い続けるから。
「……ありがと、な」
ほら、照れてはにかむその笑顔を来年も再来年もそのずっと先も見守るためなら、来年も再来年もそのずっと先までこのペンで君の未来を描き続けるよ。
自分の左手の黒い線を大切そうに撫でる土方の姿に喜びを感じつつ、銀時はそう胸に誓った。
そして、銀時がペンを手にした当初考えていた、『土方に想いが伝わり、隣に自然に並ぶ事が出来る関係になれますように』という願い。
今のささやかな幸せで胸を一杯にしている銀時は気付いていないが、この願いが例のペンで書かずとも現実になるのは、そう遠くない未来だったりする。