God of death girl
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万事屋にも、少しずつだが慣れてきた。
神楽と銀さんは、あの時のことを聞いてこない。
新八も、事情が分からずかり出されていたがなんにも聞いてこない。
楽「ねぇ、楓。駄菓子屋行こうヨ。」
『うん、いいよ。』
何も聞いてこないが、普通に話している。
今日は仕事もなく暇な1日だ。
暇っていっても、あの時から2日間まったく依頼はない。
楽「楓あれから誰にも付きまとわれていないアルか?」
あの時から神楽ちゃんは、私に対して過保護になった。
理由は私にも良く分からない。
『うん、大丈夫。変な人がいたら、私戦えるから。』
楽「...そうアルネ?」
少し間があったし、何故か疑問系。
楽「まぁ、いいアル。そう言えば楓にこの町のこと教えないといけないアルな。」
『ありがとう。』
神楽についていく。色々な所を見て回った。
こんなとこにも、遭遇した。
桂「でだな。この商品を攘夷志士で売りだそうと思う!
そんで...リーダー!」
髪の長い人はこっちに気づいたと思うとこちらに向かってきた。
リーダーというのは神楽ちゃんのことか。
楽「よぉ、ヅラぁ。紹介したい人がいるネ。」
神楽ちゃんは、この人のことをヅラとよんだ。
ヅラってこの人の名前か何かかな?
と楓は、真剣に考えていた。
桂「リーダー紹介したい人って隣にいるその子か?
そいつ、なんとなくだが俺の悪口いってるような気がするんだけど。」
『どうも、楓です。ヅラさん宜しくお願いします。』
私から名乗った。その時ずっと考え込んでいたせいで私までヅラといってしまった。
桂「ヅラじゃない桂だーーーー!」
あれだけ神楽ちゃんにヅラと言われていたのにヅラじゃないんだ、この人。
それでは、さっきの間違えを謝らなくてはならなくなった。
『すみません、カツラさん。間違いました。』
丁寧にお辞儀までして謝った。
桂「ちょっと楓さんいじめですか?
カツラって結局ヅラじゃん!だから、俺は桂小太郎だ!
リーダー、楓さんがいじめる。」
少し発音が違うかったらしく、カツラになってしまったらしい。
それに、落ち込んでしまった桂さん。
楽「まぁ、楓そこまでにしといてやるネ。
でも、仲良くなって安心したアル。
さぁ、楓そろそろ行くアルよ。」
『そうだね。では、失礼します桂さん。』
桂「あぁ。また会おう。」
そう、かっこつけていうけどこの歌舞伎町を出ない限り何処かで会えるのに。
攘夷志士の隠れ家を見たあとは何処か公園に来た。
そういえばここはあの時、時間を潰した公園。
あの時は深夜だったから誰もいなかったが今は違う。
子どもが楽しそうに遊んでいる。
楽「おーいみんなー。」
「神楽ちゃんだー!」
神楽に気づいた子どもは、一斉に集まってきた。
「神楽ちゃんあそぼー!」
楽「今日は私の友達を紹介しにきただけネ。
隣にいる可愛い子が楓アル。みんな仲良くしてやってネ。」
私はここで、軽く会釈をした。
「神楽ちゃんと同い年の子ー?」
楽「ううん、楓の方が4歳年上アル。」
「ええええ、全然見えないよー。」
皆がまた驚き出す。もうこの反応は見飽きた。
そろそろ、私も心にきている。
それが、純粋な子供だからこそ悲しいなにかがある。
「よろしくね楓ちゃん!また遊ぼーねー。」
『うん、じゃねーみんな。』
それでも、やっぱり子供は可愛かった。
神楽ちゃんって一体何者なんだ??
そういえば、子供が言ってたな。歌舞伎町の女王って。
『神楽ちゃんっていろんな所知ってるんだね。』
あれから、いろんなとこを回って今駄菓子屋に、行く途中。
楽「当り前アル!私は歌舞伎町の女王ネ!」
『歌舞伎町の女王ってそう言う事だったんだ。』
その言葉でやっと納得した楓。
『やっぱ、神楽ちゃんって凄い。この町全部が凄く大切なんだね。』
楽「うん!私この町大好きネ!でも、楓の方がもっと好きネ!」
自分の名前が神楽ちゃんの口から出るとは思ってなかった。
楓は、驚きで目を見開いた。
楽「だから、私達の前からいなくならないでヨ。」
楓を不安そうに見つめる神楽。
青くて綺麗な瞳が暗くなるのは、私も嫌だ。
『分かってる。』
自身なさげに頷いた楓。
何かが起こったらできる限り私がなんとかする。
昔のように大切な人を守れなかった自分はもういない。
あの時から、私は強くなったんだ。大切な人を失いたくないから。
楽「どうしたアルか?」
楓の気持ちを読み取ったのか神楽が心配そうに顔をのぞかせる。
『大丈夫。神楽ちゃんたちは私の大切な人だよ。
だから、守りたいなって。』
楽「私結構強いアル。だから、自分の身は自分で守れるネ。
でも、楓がわたし達のことそう思ってくれてるのは嬉しいアル!」
そういう神楽ちゃんは、凄く笑顔だった。
『そっか、神楽ちゃんは夜兎だったもんね。』
でも、血の匂いがしないのは何故だろう。
だから、いつも神楽ちゃんが夜兎だったことを忘れてしまう。
楽「あっ、楓ついたアルよー。」
話をしているとあっという間に万事屋についてしまった。
神楽ちゃんは、一足先に階段を登って中に入っていった。
私も後に続くように階段を登ろうとしたら声をかけらた。
総「あれぃ、楓じゃねーですかィ。
チャイナ娘もいっしょですかィ。」
私に警戒心も持たずに近づいてくる沖田。
あんな事があったのに気にしていないようだ。
『どうも、久しぶりですね、沖田さん。』
少し躊躇いながら丁寧に挨拶する。
総「総悟でいいでさぁ。」
予想外の返事が返ってきて、呆然とした。
総「うん、そっちの方がいいねィ。
警戒心ダダ漏れじゃ人は近づきませんからねィ。」
言い終わると楓は、俯いていた。
『フッ)アドバイスありがとう。』
可笑しそうに微笑みながら、お礼をいう彼女は普通の女の子だった。