空欄の場合は名無しさんになります。
君のキスはいつも短い
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「っはぁ…、はぁ…」
しばらくして解放された私は、ぐったりとマユリに寄りかかっていた。マユリが優しく背中を撫でてくれる。
「私が君に深いキスをしなかった理由だがね、名無しさん」
「うん…」
「こうやって抑えが効かなくなるからだよ」
マユリは背中を撫でるのをやめて私を抱きしめる。
「私もそこまで余裕なわけではないのでネ。君のそういう反応をみると欲望に負けてしまいそうになる」
マユリからそんな風に弱い部分の話を聞くのは珍しい。私は体を起こしてマユリの顔を見る。マユリ表情は何かを我慢しているような表情に見えた。
「仕事、あとどれくらい?」
「…分からないヨ」
「うん。待ってるよ」
「遅くなる」
「いいよ。それよりさ、終わったら」
私はマユリの首元に腕を回す。
「今マユリが我慢してること、私にしてみて」
「…その言葉、忘れるなヨ。泣いてもやめないやれないよ」
「いーよ」
私は笑うとマユリから離れてソファに戻った。マユリの背中はどこか嬉しそうにしているようにも見える。
私の願望かな。
私はソファに横になりながら、恋人の背中を見つめ続けた。
しばらくして解放された私は、ぐったりとマユリに寄りかかっていた。マユリが優しく背中を撫でてくれる。
「私が君に深いキスをしなかった理由だがね、名無しさん」
「うん…」
「こうやって抑えが効かなくなるからだよ」
マユリは背中を撫でるのをやめて私を抱きしめる。
「私もそこまで余裕なわけではないのでネ。君のそういう反応をみると欲望に負けてしまいそうになる」
マユリからそんな風に弱い部分の話を聞くのは珍しい。私は体を起こしてマユリの顔を見る。マユリ表情は何かを我慢しているような表情に見えた。
「仕事、あとどれくらい?」
「…分からないヨ」
「うん。待ってるよ」
「遅くなる」
「いいよ。それよりさ、終わったら」
私はマユリの首元に腕を回す。
「今マユリが我慢してること、私にしてみて」
「…その言葉、忘れるなヨ。泣いてもやめないやれないよ」
「いーよ」
私は笑うとマユリから離れてソファに戻った。マユリの背中はどこか嬉しそうにしているようにも見える。
私の願望かな。
私はソファに横になりながら、恋人の背中を見つめ続けた。
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