手紙 ― Episode 3 Yuiren & Yuiran
それから数日間。
店に出る際など外見上は(普段から口を利くことは少ないが)普段通りにしているものの、やはりそれ以外のところで、口を利く機会が激減していた。
特に結蘭の方は、口を利きたくないのが丸わかりだった。結蓮は、そんな結蘭の様子を伺っている。
……ミミドリは、とんだとばっちりである。
もちろん二人は、彼女のせいにすることはしていないし、意図的に巻き込もうという気もない。それでも、彼女は、こんな二人の様子を、常に間近で見ていなければならない人間だ。
二人に詳しく何があったのかよく知らないながら、また何かあったのだと思う事にして、一時は何も気にせず一人遊びを始めたが、数日しても二人がずっとこの調子のままでは、さすがに、焦りと不安を感じざるを得ない。しかしそうかと言って、二人に直接聞くわけにもいかない。
彼女がそんな気持ちでいることは、二人もわかっていた。
彼女がそういう人間であることを知っているのもあるが…よほど冷静な人間でなければ、揉め事の間に挟まれた人間は、不安になるものだ。
そして、そんな彼女を、ついに結蓮が部屋に呼んだ…。
「…ごめんね。ほんとに…。」
ぎこちない態度の彼女を抱きしめながら、謝る。
「…なんかあったの?」
「…うん…。私のせいなのよ…。」
…結蓮は、自分が結蘭を傷つけたこと、そして、ミミドリを話題に出してしまったことを、少し話した…。
「掘り返しちゃったのがいけなかったのかな…。」
「…う~ん…。それもそうだけど…。」
彼女はしばし、戸惑うような、次の言葉を考えるような、そんな間を置いてから、口を開く。
店に出る際など外見上は(普段から口を利くことは少ないが)普段通りにしているものの、やはりそれ以外のところで、口を利く機会が激減していた。
特に結蘭の方は、口を利きたくないのが丸わかりだった。結蓮は、そんな結蘭の様子を伺っている。
……ミミドリは、とんだとばっちりである。
もちろん二人は、彼女のせいにすることはしていないし、意図的に巻き込もうという気もない。それでも、彼女は、こんな二人の様子を、常に間近で見ていなければならない人間だ。
二人に詳しく何があったのかよく知らないながら、また何かあったのだと思う事にして、一時は何も気にせず一人遊びを始めたが、数日しても二人がずっとこの調子のままでは、さすがに、焦りと不安を感じざるを得ない。しかしそうかと言って、二人に直接聞くわけにもいかない。
彼女がそんな気持ちでいることは、二人もわかっていた。
彼女がそういう人間であることを知っているのもあるが…よほど冷静な人間でなければ、揉め事の間に挟まれた人間は、不安になるものだ。
そして、そんな彼女を、ついに結蓮が部屋に呼んだ…。
「…ごめんね。ほんとに…。」
ぎこちない態度の彼女を抱きしめながら、謝る。
「…なんかあったの?」
「…うん…。私のせいなのよ…。」
…結蓮は、自分が結蘭を傷つけたこと、そして、ミミドリを話題に出してしまったことを、少し話した…。
「掘り返しちゃったのがいけなかったのかな…。」
「…う~ん…。それもそうだけど…。」
彼女はしばし、戸惑うような、次の言葉を考えるような、そんな間を置いてから、口を開く。
