———Mimidori

12月といえば、もうすぐ一年が終わる頃にやってくる行事、クリスマス。
もともとは、きっと神の誕生やはじまりを祝うものだったはずで。それが、宗教や国に関係なく広まって、大切な人や子供たちにプレゼントを贈ったり、お肉やお魚で特別な料理を食べたり、そんなことをして盛り上がるイメージの行事になってるような。

はしゃいだり贈り物したりするための口実にしている我々のことを、神様やその教えを伝える人はどう思ってるんだろう…なんて思うこともある。きっと変な風に見えてるんじゃないかな。
でも、実際のところ、私もはしゃいでいる人間の一人だと思ってしまう。宗教に関してはあまり興味がないうえに、知識もそこまでなくて、私自身はどこも信仰してない、事実上の無宗教というところにいるから…。

楽しみな気持ちと一緒に、少し複雑な気持ちにもなる。
私一人ならはしゃいでてもいいだろうけど、クールにとっては、もしかしたらそんなに興味がないかも、とか、むしろ嫌いな日かも、とか。毎年こういう行事について考えるたびに、そういう事も一緒に考えちゃう。

…私も過去のちょっと寂しくなるような記憶を思い出したりもするけど。
それは一旦、置いておくとして。

もし、クールになにか贈るとするなら…一体何がいいんだろう?
何が好きだとか、何を愛用してるのかとか…そういうことは未だによく知らない。
私が複数な気持ちになっちゃうのは、こういうところも理由としてあるのだ。
何をしたら喜ぶんだろう?って考えてみても、未だによくわからなくて。何もいいアイディアが浮かばない。私はオシャレにも詳しくないし、むしろ疎い方な自信すらあるから、私からそういう物を贈るのも何か違うような。
…別に何かを贈らなくちゃいけないわけじゃないとは思うけど、本人がどう思っているのかは気になるし…。

こんな風に、私が贈り物について悩んでいるのは、義理の家族…特に結蓮には、とっくにお見通しなのだった。
なぜなら、もういつものことだから。
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