罪の復讐、復讐の罪
――― その後
無事に帰って来たことを喜んでいたのも束の間、もうすぐ日付が変わりそうなことを心配した結蓮により、二人はすぐに寝るための準備を始めたが、結局、寝る頃には既に、日付が変わって一、二時間ほどが経過していた。
布団に入った後のこと。
「…本当は俺一人の問題なんだからな。」
クールは数時間前のことを振り返って静かに言った。
「関係ない奴を巻き込む人間なんて、こういう世界にはいくらでもいるけどなぁ…俺はそういう人間に負けたくはねぇ。」
ミミドリはその言葉を聞いて、黙って頷く。
「負けるつもりもねぇ…。でも…俺と付き合うんだったら、アンタもそういう覚悟でいろよ。」
彼女はまた黙って頷くと、顔を少し潜らせていつも通りに擦り寄る。
彼も押し負けていつも通りになると、彼女を抱きしめて寝る体勢になった。
無事に帰って来たことを喜んでいたのも束の間、もうすぐ日付が変わりそうなことを心配した結蓮により、二人はすぐに寝るための準備を始めたが、結局、寝る頃には既に、日付が変わって一、二時間ほどが経過していた。
布団に入った後のこと。
「…本当は俺一人の問題なんだからな。」
クールは数時間前のことを振り返って静かに言った。
「関係ない奴を巻き込む人間なんて、こういう世界にはいくらでもいるけどなぁ…俺はそういう人間に負けたくはねぇ。」
ミミドリはその言葉を聞いて、黙って頷く。
「負けるつもりもねぇ…。でも…俺と付き合うんだったら、アンタもそういう覚悟でいろよ。」
彼女はまた黙って頷くと、顔を少し潜らせていつも通りに擦り寄る。
彼も押し負けていつも通りになると、彼女を抱きしめて寝る体勢になった。
12/12ページ
