アト
歩いてたら、急に何か考えたみたいに…。
「…こっちおいで。」
繋いでた手を引かれて路地に入って、見えないところに連れてこられた。
なんで連れてこられたのかわかんなくておどおどしながら、言われた通りに壁に背をもたせかけた。
「…目瞑れ。」
「…?」
「…いいから。」
…何かされる…?
不安になりながら目を瞑った…。
……首がくすぐったくてちょっと痛いのが数秒間……それを何回かその辺に繰り返して、開放された。
「…もういいよ。」
なんとなく、わかった気がするけど。
「………。」
…その部分が今どうなってるか、自分じゃ見えないんだよな…。
「……ほら、行くよ。」
私が気づいたのをわかってるのかわかってないのか…。たぶんわかってるんだろうけど、ちょっと笑ってる…。
「……ただでさえ連れてかれ安いんだから、こういう時ぐらいいいだろ。」
何も言えなくなっちゃったよ。
……私はなんにも見えてないからわかんないけど、この様子からすると、確かに跡はついてるみたいだ……。
たった今そういうことをされた後なのに、気にしない方が難しいよね…。
でもいつまでもそうしてるわけにもいかないから、しばらくして、またついて歩き出した。
気になって、見たいようで見たくないような気持ちのまま……。
「…こっちおいで。」
繋いでた手を引かれて路地に入って、見えないところに連れてこられた。
なんで連れてこられたのかわかんなくておどおどしながら、言われた通りに壁に背をもたせかけた。
「…目瞑れ。」
「…?」
「…いいから。」
…何かされる…?
不安になりながら目を瞑った…。
……首がくすぐったくてちょっと痛いのが数秒間……それを何回かその辺に繰り返して、開放された。
「…もういいよ。」
なんとなく、わかった気がするけど。
「………。」
…その部分が今どうなってるか、自分じゃ見えないんだよな…。
「……ほら、行くよ。」
私が気づいたのをわかってるのかわかってないのか…。たぶんわかってるんだろうけど、ちょっと笑ってる…。
「……ただでさえ連れてかれ安いんだから、こういう時ぐらいいいだろ。」
何も言えなくなっちゃったよ。
……私はなんにも見えてないからわかんないけど、この様子からすると、確かに跡はついてるみたいだ……。
たった今そういうことをされた後なのに、気にしない方が難しいよね…。
でもいつまでもそうしてるわけにもいかないから、しばらくして、またついて歩き出した。
気になって、見たいようで見たくないような気持ちのまま……。
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