三章
「ここは、エデンでは有名な、カルロスの持つビルの、隠し部屋。」
――――― ……ってことは、もう助からない?
…あのカルロスだ。人を都合のいいように使う考えしかない、あの……。
男は、彼女の絶望した顔を見つつ、淡々と話した。
「ここに連れてきたのはね……聞きたいことがあるんだ。」
つまり……カルロスが求める情報ということだろう。
「単刀直入に聞くよ……どこから来たの?」
その瞬間、ミミドリは身構えてしまった。
「この出身じゃないことは、なんとなく噂で流れてるよ…?」
「……」
きっとこの情報が一番の目当てなんだということは、すぐに分かった。この世界を牛耳る鍵になりえると思っているんだろう。
だが、なかなか口を開けない。ここで答えていいのか、そもそも、どう答えたらいいのかがわからない。
ここで答えてしまったらきっと…。しかし答えなければ自分の身が危ないこともなんとなくわかる。
――――― 何か言わなきゃ……でも何を言えば……
その恐怖もあって、なおさら答えを出すことができなかった。
頭は真っ暗になり、心臓の音は速まるばかりだ。
震える彼女を見て、男はふっと笑う。
「…難しいか……まあいいや。」
ゆっくり歩いて近づいていった。
「もう一つ…なんで、俺がここに来たか…わかる…?」
「……?」
彼女は何か嫌な予感がしていた。逃げたい気持ちでいっぱいになるが、両手と体を縛る縄はもちろん解けない。
視界を塞がれていながら、男が近づいてきているのもなんとなく分かる。
男は目の前に来ると、彼女の肩に腕をかけた。
「もう助からないの、わかってるよね?」
「…!」
そして、そのまま何も言えない彼女の口を塞いだ。
――――― ……ってことは、もう助からない?
…あのカルロスだ。人を都合のいいように使う考えしかない、あの……。
男は、彼女の絶望した顔を見つつ、淡々と話した。
「ここに連れてきたのはね……聞きたいことがあるんだ。」
つまり……カルロスが求める情報ということだろう。
「単刀直入に聞くよ……どこから来たの?」
その瞬間、ミミドリは身構えてしまった。
「この出身じゃないことは、なんとなく噂で流れてるよ…?」
「……」
きっとこの情報が一番の目当てなんだということは、すぐに分かった。この世界を牛耳る鍵になりえると思っているんだろう。
だが、なかなか口を開けない。ここで答えていいのか、そもそも、どう答えたらいいのかがわからない。
ここで答えてしまったらきっと…。しかし答えなければ自分の身が危ないこともなんとなくわかる。
――――― 何か言わなきゃ……でも何を言えば……
その恐怖もあって、なおさら答えを出すことができなかった。
頭は真っ暗になり、心臓の音は速まるばかりだ。
震える彼女を見て、男はふっと笑う。
「…難しいか……まあいいや。」
ゆっくり歩いて近づいていった。
「もう一つ…なんで、俺がここに来たか…わかる…?」
「……?」
彼女は何か嫌な予感がしていた。逃げたい気持ちでいっぱいになるが、両手と体を縛る縄はもちろん解けない。
視界を塞がれていながら、男が近づいてきているのもなんとなく分かる。
男は目の前に来ると、彼女の肩に腕をかけた。
「もう助からないの、わかってるよね?」
「…!」
そして、そのまま何も言えない彼女の口を塞いだ。
