Inferiority Complex of Indecisive Crybaby
─────────
もう誰も探さないで。
Find me...
みんな、自分を忘れて。
Help me...
このまま一人になりたい。
I don't want to die...
─────────
心にどっしりと詰まる何か。
ひたすら泣いて息が苦しい。
怒ってるお父さん。
『いい加減にしなさい!』
そのあとほっぺたを叩かれた…。
心配と、期待が折れそうになってる感じの、担任の先生。そして、私はあまり好きじゃない、周りの職員室の空気。
『成績戻して卒業はできても、これじゃ受験失敗するよ。』
面談で、どうするのか聞かれたけど、これってことが何も言えなかった…。
教室の戸の窓から見えた、なぜか自分の机の前に立つクラスメイト。
不思議に思ったけど、同時にやばいなと思う気持ちもあって。でも結局成り行きで教室に入ったとき。
自分の机が倒された。目の前で。
…だから入らない方がいいって言ったのに。
って言う声と、
…じゃあ自分はどこに行けばよかったの?
って言う声が、心の中に両方…。
そういうことは思い出せるのにな…。
いつから泣いてるのかわからないし、この気持ちをなんて呼ぶのかも、よくわからない。
そもそも今、どこにいるんだろう?
見えるのは、自分の周りに積み重なる、ボロボロになった自転車とか、空き缶、鉄パイプ、その他…とにかく無数の鉄くず。鉄くずだけ。そのゴミの山から、泣いてる自分と一緒に水が湧き出してる。
この景色はなんだろう?私はどうなってるんだろう?
…まさか、私がこの鉄くず?
どうしよう。どうしよう…。
誰か呼んでる…?
…でも、よく聞こえないし、きっと気のせいだよ…。
――――――――
ぼんやり、聞こえ続けた声が、やっとなんなのかわかって、少し肩を揺すられた感覚で目が覚めた。
「…起きた?」
「…う…。」
腕で顔を覆って泣いてたんだ。
気持ち悪い夢だったな。
今までのが夢でよかった…。
起こしてくれたんだね。
…ありがとう。
って、本当は言いたかったけど。
無言で抱きしめられて、また泣き出しちゃったから、何も言えなかった…。
もう誰も探さないで。
Find me...
みんな、自分を忘れて。
Help me...
このまま一人になりたい。
I don't want to die...
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心にどっしりと詰まる何か。
ひたすら泣いて息が苦しい。
怒ってるお父さん。
『いい加減にしなさい!』
そのあとほっぺたを叩かれた…。
心配と、期待が折れそうになってる感じの、担任の先生。そして、私はあまり好きじゃない、周りの職員室の空気。
『成績戻して卒業はできても、これじゃ受験失敗するよ。』
面談で、どうするのか聞かれたけど、これってことが何も言えなかった…。
教室の戸の窓から見えた、なぜか自分の机の前に立つクラスメイト。
不思議に思ったけど、同時にやばいなと思う気持ちもあって。でも結局成り行きで教室に入ったとき。
自分の机が倒された。目の前で。
…だから入らない方がいいって言ったのに。
って言う声と、
…じゃあ自分はどこに行けばよかったの?
って言う声が、心の中に両方…。
そういうことは思い出せるのにな…。
いつから泣いてるのかわからないし、この気持ちをなんて呼ぶのかも、よくわからない。
そもそも今、どこにいるんだろう?
見えるのは、自分の周りに積み重なる、ボロボロになった自転車とか、空き缶、鉄パイプ、その他…とにかく無数の鉄くず。鉄くずだけ。そのゴミの山から、泣いてる自分と一緒に水が湧き出してる。
この景色はなんだろう?私はどうなってるんだろう?
…まさか、私がこの鉄くず?
どうしよう。どうしよう…。
誰か呼んでる…?
…でも、よく聞こえないし、きっと気のせいだよ…。
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ぼんやり、聞こえ続けた声が、やっとなんなのかわかって、少し肩を揺すられた感覚で目が覚めた。
「…起きた?」
「…う…。」
腕で顔を覆って泣いてたんだ。
気持ち悪い夢だったな。
今までのが夢でよかった…。
起こしてくれたんだね。
…ありがとう。
って、本当は言いたかったけど。
無言で抱きしめられて、また泣き出しちゃったから、何も言えなかった…。
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