旧詩
君が人間不信者でも
僕が人間不信者でも
この感情は簡単で
理解し難いくらい、簡単で
はきだしそうな夢の中で
一生懸命空気を食べていた
君が強く無くても
僕が強く無くても
この心臓は複雑で
理解出来るのに、複雑で
温度を下げる指先に
背中の熱が悲鳴をあげていた
当たり前の中に埋もれたみたいな暗がりで
時々音の外れるメロディーを聞いていた
素晴らしく無神経なステージの上に立って
これ以上ない心臓の爆音をスピーカーから流していた
君が人間じゃ無くても
僕が人間じゃ無くても
死ぬまで一緒だ
死ぬまで一緒だ
完全燃焼出来るのは来世辺りだろうと囁いて
穴の空いた障子の向こうで人生設計を組み立てていた
死ぬまで一緒だ
死ぬまで一緒だ
ホントに
本当に
死ぬまで一緒だ
死ぬまで一緒だ