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旧詩


ほら、何処かの歌唄いのように。
いつも言葉を探している。


誰かに届くような声を。
誰かを満たすような声を。


雨しか降らないこの空に。

叫べば良いのだろうか。
願えば良いのだろうか。


ただ、何処かの歌唄いのように。
いつも言葉を信じたい。


前を見ようとする瞳の先を。

立ち上がろうとする足。
起き上がろうとする腕。


私は、まだ。

行きたい、生きたい。









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