旧詩
私は欲しくない。
実話も夢も作り話も、私は欲しくない。
耳障りなBGMと、分厚い週刊誌、単行本が四冊。
食べた後のカップヌードル(カレー味)に、フォークが入ったまま放置されている。フォークが黄色くなってしまうかもしれないな、などと思いつつ。
君は多分地球の何処か。
私は多分地球の何処か。
まだ生きてるとは思う。
死んでたら困るよ。私が。でも、もし死んでたとしても泣く事は無い。きっと。何と無くだけど。
まぁ気にしないで。単なる妄想劇に付き合ってもらっる君に、生きてるのも死んでるのも一緒みたいなもんだから。
私の中限定で。
私は欲しくない。
上記の通りに。
私の中で巣食っているのは、先入観と妄想と感情。
たぶん君は今私を探してる。
消えてしまったようだから。
誰かに消されて消えた訳じゃない。
自分で消えてしまったらしい。
何がどう消えたのか、それは別に重要じゃない。
君は、もう私の中で死ぬ事もないでしょう。
君は多分地球の何処か。
其処に生きてる。と思うよ。
もう私は欲しくない。
実話も夢も作り話も、私は欲しくない。