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旧詩


ギターを強く弾き鳴して
本当を全て消し去った
鳴り止まないのは僕の耳鳴
気にしないで
君には聞こえないでしょ

傷だって隠せば見えない
薄くなる日常に簡単な絶望を

曖昧な言葉で沈み出す僕
耳鳴と共に過去に住み着く

もうちょっと聞いて欲しいのは
僕の歌う声だけだから
あまり意味のない
僕を溶かして
君まで届く静かな耳鳴
君を侵す静かな耳鳴




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