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旧詩


悲しいか。悲しいか。

涙を流し笑顔であれど
嬉しいとはほど遠く。
また、うまれた思いは
楽しいとはほど遠く。

狂うように争う世界で
人は空を見上げる。
そして滑稽な事に笑いをあげる。
赤く流れる血ではなく
赤く光る月でもなく

ただ在るだけの空を
笑っているのだ。

お前と俺は同じ価値。

その言葉に意味はある。
その言葉に意味はない。

どちらでもある。
どちらでもない。


嗚呼、悲しいか。悲しいか。


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