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旧詩


闇なんて私は知らない


感覚が鋭くなるにつれ
私は感情を抑え込んだ

まじまじと見つめていたって
先に見えるものは何も無かった

晴れる空も
水色から赤、黒になる

そこに映る自分は
もう輪郭を失っていた

ただ聞こえる足音と息遣い
もう戻れないだろう黒の先

肌に触れるものは纏う服
それとも現れた恐怖ですか


感覚が鋭くなるにつれ
私は感情を抑え込んだ

闇なんて私は知らない
ただそれが存在するなら


私の首を裂こうとする

憎悪と不安を言うのだと

私は既に知っているよ




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