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旧詩


タイトルを付けると
終りが見えなくなってしまう

それでも終わろうと
するものだから
嘘を並べてしまいそうになる


いつしか海を瞳に捕え
終り無き世界が有ることを
知りました

止まらず流れる水の中に
恋する私の目が話し出す

あわてて塞ぐ瞼も嘘吐き
こぼれる雨は頬を舐めた

止まらないのは時もそうで
私の声も過去に消えていきます


終わらない物語も綺麗であると
知ったのは夢の中の私でした





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