このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

旧詩


貴方宛ての手紙に火を付ける

私の持つ煙草に火を付ける


火は描いても無駄なのだ

二度と同じ姿をしてくれない無限の存在

消えた酸素
生まれた二酸化炭素
目に見えはしないけれど
届きそうだと思ってしまう


火は描いても無駄なのだ
其れはもう描いたとは言えず、夢で描いたものとなってしまうから

見つめていたくなるのは

無限を許された火と貴方を恨めしく
羨ましく思ってしまう

人間だからなのかもしれない








184/186ページ
スキ