旧詩
降り止まぬ雨に襲われて
私は何処かに流れていった
色んな物を落として行った
踏み潰す水溜まり
赤い色した私の眼が
光って見える
私の口元は笑いを含む
血を被ったような唇の朱
夢はこれじゃ語れないかな
余りに遠くを見る大人達
いつ転んだっておかしくない
空を見つめていたら
また雨が降ってきたの
私はまた流れていくの?
聞いてみるけど答えはないよ
未来を知るのは神様だけで
諦めた大人達の意味を知る
もう流れたままでいい
そう吐き出して雨と溶け出す
戻れなくても良いからさ
未来教えてよ
ねぇ神様