このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

旧詩


足の血が止まっていて
とても笑顔が優しくなった

薄い茶髪が似合わない彼に
ひとつ拳を奮ってやった

下手な演技を見せ付けられて
噛まれた跡が綺麗に残った

泣いているのは
誰かしら

私はいつまでも
椅子の上に座っている

沢山の出来損ないが
其処には湿気を残して消え

何かの種が
アスファルトに埋まっていた











131/186ページ
スキ