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旧詩

花粉症の様な倦怠感

リモコンのボタン音

それさえ癇に障る

掃き溜に鶴を飾った

馬鹿の収まった真空パック

投げつける面白みも無く

月を浮かべる暗闇の中で

血が沸騰する夢を見た

彼はこう言う

君は間違っている



彼女はこう言う

貴方は間違っている



殺伐とした空気の中

僅かに酸素が減って行く

未だ答えは繋がらない

ただつまらなそうに

犬が寝ていた






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