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旧詩


地面に埋まりそうだ
携帯のボタンがやけに重い

冗談の欠片もないティッシュ
そんな風には成りたく無いのに


今夜の風は鬱陶しいほど暑く
湿気に体が諦めを聞いた


私は死ぬ感覚を知っている
"闇が瞼に鎖を付けて
何もかもを押し潰すよう"


多分これは本物なのに
「ロマンの無い歌謡い」と
襲う恐さを貴方は知らず


月も見えない曇りの憂い
星の欲しい喉元を過ぎる

黒に呑まれる静かな拒絶
このまま消えてしまいそうで

瞼を閉じるのを極力抑えた












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