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旧詩


美しい悲しみに
溺れ続けて睫毛を知りたい

太鼓の音で心臓に穴が空いて
花火の音で目に穴が空いて

ボコボコの私の体は
火薬の臭いが染み込んでいた

垂れる汗はアニメの様に
ボタボタ降って穴に凍みる

夢だと思った彼等の敗けは
当たり前の様に立ちはだかり

溺れてくれないカエルの足は
ペットボトルを掴んで泣いていた











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