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黒いギターは夜更けに
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生温い空気の中で、メールをするのも鬱陶しい。
今日は、彼奴が夢に出てきた。
彼奴は何故かとても優しい人になっていて、笑っていた。
目が覚めて。
私の願望だった事に。
私は悪態を吐き続けた。
記憶喪失になれた時の自分を繰り返し考えた。
馬鹿な望みは、体の食道辺りで詰まって、私は一生懸命息を止めた。
そのまま消えてしまえば、何も考えずにいられたのだろうか。
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