このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

旧詩


扉は閉まる
痺れた足に染み込む朝焼け
嗚呼、又御前に逢うてしもうた

繋ごう指はされど恋して
囲まれた線にクリック一つ
御前は今日も叫べないと言ふ

雨が止まないその夕方に
いつもより暗い空を追いかけた

夜の帳のその向こうの陰
晴れた御前は燦燦と
ただ有明の、月を知る身ぞ









102/186ページ
スキ