旧詩
何であたしはこんな薄汚い部屋にたたずんでいるんだろう?
音楽室の様に穴が沢山空いてるんだ
湿っているの
ずっとこの部屋もこころも
何であたしはこんな薄汚い部屋にたたずんでいるんだろう?
外から雨音が耳に届くんだ
待っているの
ずっとこの雨が止むのを今まで
いつかあたしのカラダも薄汚れていって
いつかこんな部屋も嫌いじゃなくなっていく
いつか血がどろどろになってあなたの首を絞めてしまう
一つの物語が終わった
その時あたしはもう手遅れ
腐りかけたあなたのカラダを強く抱きしめる
雨音が途切れてあたしはまた気狂いを起こす
何であたしはこんな薄汚い部屋にたたずんでいるんだろう?
冷たい人形の様に動いていないんだ
止まっているの
ずっとこの部屋もこころも
嗚呼、何であたしはこんな薄汚い部屋にたたずんでいるんだろう?
嗚呼、何であたしはこんな薄汚い部屋にたたずんでいるんだろう?
解らない
解らない
解らない
解らない
誰か教えてくれるの?
解りたくもないのあたし
腐りかけたあなたに涙しているんだ
待っているの
ずっとこの雨が降りだすのを今まで
いつまでも
いつまでも
いつまでも
いつまでも
海が出来るんじゃないの?
雨音が聞こえてあたしはまた気狂いを起こす