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黒いギターは夜更けに
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短詩
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徒然
崩壊した頭蓋骨を破ると
脳の代わりに嘘寒い彼の偶像が詰まっていた
メロンのような黄緑色で
何を言っても溢れる睦言
思い出の歌が香る
癇癪を繰り返すあいだも
来る日も来る日も壊れる日さえも
絡繰り人形は小綺麗に笑う
チョコとガムが混ざった
そんなドロドロの思いを語りながら
腹の底の熱さに焼かれている
生乾きの彼を手に入れても
その瞳が硝子以外で無いように
紫色の涙が溢れようと
誰に対する慕情もそこには無い
容易いのだと思う
夢見ることと言うのは
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