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徒然

迷夢に下りし私の天寿は
死に絶えた猛獣の血脈を巡る

肉は腐らねど片腕はなく
死骸の如く肺が消える

猫の鳴き声赤子の泣き声
喉を枯らして血の味がする

古い月日が舌を吐き出す
写真の裏に日付と名前を

真っ向から、あれはきっと
死んだ者達の阿鼻叫喚
天井の暗がりに潜む
自殺願望の群



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