徒然
もう戻れない戻りたくない
一人だけの世界が夢
果てしも叶わずとも死して海に沈むのだ
土に還るのだ
堰堤(エンテイ)の水に息が出来ずとも
流れるさまを命と捉えてみせるとも
君が言ったのだ
価値を搾取出来ればいつだって死ねると
止まり、澱み、絶縁の空はみだりに笑い
憂さを並べて売り付けてしまえる
適温の他人(ひと)を袋小路へ
三つ数えて夜が降り
ならず者の我らが血、覚えたての厳罰を与え賜う
君主は役に立たない
振るう剣に意思は無い
社会的価値など
生き物の価値にはなり得ない
君が言ったのだ
"人は一人では生きられない"
「…駄洒落か、クソが」
(駄洒落にもなってねーよ!って突っ込んでね)
(「」内も"君"の発言のつもり)