徒然
夕暮れの前に朝が来て、
本当に良かった
魂を、若しくは障子を劈(つんざ)く日々
泣き出しそうなのに
とても腹が立ってしまう
施錠はやむを得ず、
世情は見て見ぬ振りが上手
観覧車の色が変わるうちに
また得るものは
アナログテレビの三原色
世上は辛く、
孤独は辛く、
当たり前の非情を憎む
人間
そんな心根が
面白い程に単純で
笑ってしまう
自分
さて、これから
夕暮れが降って来るまで
面白可笑しく生きていられたら
少し
嬉しいのかも知れない
現状
向けられた拳銃は
当たった事が無いから、
恐くない。