徒然
今朝出来ていた
油まみれの洗濯物
犬のいびきと同じくらい
おかしいから笑ってしまった
昼御飯を食べる時に
無意識に焦点を外していたら
誰かが私に向かい
心配している風な声で
何かを訊いた
放課後に質問された
前に進みたいのか
後ろにさがりたいのか
何処にも行かず
つっ立っていたいのか
質問の意味さえ分からぬまま
彼をとても
鬱陶しいと思った
塾帰りの暗闇
何の為かも知らず
馴れ合いの途中で
喉元にやいばを突き出そうと
思った
誰にしようか
考えていたら
誰も居なかったので
今日もいつも通り
玄関の戸を開いた