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徒然


ふりかざすのは重かった
ふりおろすのはカンタンだった

いつもの夕方
いつもの夕食

そう言うしかなかったの
そう言うしかなかったの

息の出来ない痛みは背中
"死ねばいいのに死ぬ事も無く
勝手に生きる要らない子"

ヒガイモウソウって言うんだって
要らない子?って訊いたら
酷く叱られたわ

テレビに出てくるナントカ大王を恐がる私と
同じ顔を私に向けるママ

ハサミは持たせてくれないし
鉛筆を持つとずっと私の事見てるの

大事にしてるのよ
そのセケンテイって子

きっとその子は可愛くて
きっとその子は良い子なのね
きっと私が悪い子だから
ママは私に興味がないの
ママは愛してくれないの

ねぇ
イトしいワが子ってだあれ?
やっぱりその子も良い子だったら
やっぱり私は要らない子なのね

そう、そう、私のいない世界が欲しいみたい
そう、ママが遠くへ行くのが良いと思うの

ママが私を殺せば良い
でも、セケンテイって子が
怒るかもしれないわ

それなら、そう、ママが嫌な思いをしないで済むなら

私考えたの

私持ち上げるの

私いっぱい考えたのよ
だから、私も愛してほしいの

一番大好き?

ママ!













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