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黒いギターは夜更けに
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短詩
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徒然
遠い国、閉じた世界の隅。
いつか名前を忘れて、眠ったまま死を迎える。
何億回と繰り返して、もうそれも光が巡るようにしか見えなくなった。
両手を捧げて、溶けた呪いを貰いうける。
目の前に誰かが立っているのは幻だろう。
呼ばれたとして名前がない。
泣き叫んでいるのが誰か知らない。
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