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「担いで行った鞄は今や満杯で
そう 言っている間にも
把手が千切れ落ちそうだ」

大半は思い出で
壊れかけた想像力でいっぱい

ひとつひとつの靄を砕いて
綺麗なままの色を撮った

赤い瞼越しに見える

膨大な記憶を

このちょっと大きいくらいの鞄に

詰め込む




「ああなんて顔で笑ってるんだろうね」



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