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現実味だけを漂白して
飢餓の猛獣と手を繋ごうか

嘘の答えを大事にしまって
白い鼠を追いかけて行こう

河の色には空交わらぬ
欠けた山並吐気と微熱

「是非我を共に」
歌うは喉から
砕く骨ももう
朽ちずにおられず

透明に近い灰を背負った
異端の人こそ褪せる色待ち

現実味なんて初から無くて
それから喰われて
また笑えると

透明に近い灰を背負った
異端の誰こそ砕けた骨よ



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