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黒いギターは夜更けに
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詩
ゆっくり過ぎる過呼吸のような
発作した事など無いけれど
崖の下でクッションが潔く待っていたような
苛立ちと憤りが混ざる
ただ一つの音階の中での話
見開いた目の奥に
網膜しか見えない事を確認して
心臓の奥に潜む
魔物まがいの私の感情が
忘れた頃にやってくる
口を塞ぐ輪
犬に付ける調教の道具
伝わらない
伝える術も無いから
塞ぐ為に縫い付けられたよ
こんな糸に殺されてしまったよ
暴れ出す私の一部
隅っこにいる紅い心臓
押さえ付けられたまま
絶望と共に狂喜している
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