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寒い空気の中で
遠い月が真上に見えた

ボヤけたままの両目は
夢見る少年のものでは無い

寧ろもうそんな少年さえ
希なのかもしれない地上で

炎が真っ白になり
丸くなったようなその月は
いつもより少し
鮮明に見えた気がしたが

いつまでも寒い夜に
窓を閉めてしまったから

ボヤけたまま
だったのかも知れない




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