詩
くだらなくて楽しい毎日
これが続けば素敵なのに
無音の雨は虹色だろうか
枯れたあの木にまた花は咲く?
くだらなくて楽しい毎日
これが続けば素敵なのに
無色の雨が酸性雨ならば
枯れたあの木にまた花は咲く?
知っている
知っていたんだ
いつだって
知らない振りをして
大人の国は
刻々と近付き始める
期待を感じる四色刷りのチラシ
彼等のトラップに陥ってはならない
全ては作戦であり
真向かいのビルは仮アジト
きっとそうなのだ
一桁の時、彼等は大きかった
世界を統べる勢いで
強く首輪の綱を握っている
大人
いつかその枠におさめられる日が
来るのだけを知っているから
敵はいつも
大人なのだ