詩
大切なことに気づけなかった
生きている間は悔しいだろう
それを許すことも
きっと不誠実な望みだろう
君は
大切なことに気づけただろうか
たまに悲しい顔をしたり
無視をしたり まだ
寂しいを繰り返しているのか
大切な人を愛しているように
自分の愛してるが理解できたなら
寂しい根源が消えない理由も
いずれ分かるかもしれない
優しい人とのつながりを絶つことは難しい
たとえたくさんのうちの一人が私だろうと
私には君しかいないのを
君は知らずにいるのか いないのか
それすらいっそ無くせたらと
何度となく
もがいているのを君は知らない
前途ある未来を
分け隔てなく誰かくれるなら
選ぶことはおもちゃのよう
あったら良いなと思うもの
なかったら困るなと思うもの
時が止まらなくて涙を流すような
途方もない世界で今日も息をしている
私は
大切なことに気づけなかった
生きている間は悔しいだろう
博愛主義者で臨めるように
この世界が何者か疑っていた
君は今日も寂しいと思い
何故悩むのかと考えはしない
誰にも許してもらえない
悔しいなんて正しくは言えない
生きるかぎりは呪われている
この命はただ死ぬまで側に