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黒い空 黒い服
蛍光灯は白が良い
中身の盛大な寡黙家たちに
胃もたれしながら蛇は走る

冬は大体暗い色の群れ
線路などはなく背骨も折れる
酒気帯び男が吐き出されても
関節のドアは外に伸びない

ガタン、ガタン今も揺れる
何度も通る抜け道の向こう
歪まない光は何の目印
前に進んでいる最後の証


恐る恐る蛇が止まる
夜にはきっと足がはえてる
たまにふらつく靴さえ黒く
人の業のように揃わない

空を飛ぶなら龍に任せて
鉄の塊は写真映えもする

海を泳ぐなら鯨に任せて
空気圧だけで耳鳴りするけど


消費する前に飛び出して
エイの食事が脳裏に焼き付く
また吸い込まれる
決まり事の溝

蛇腹で組んだ巨体は曲がれる
もっと遅く もっとも速く
スロースターター 1日が最終
規則正しく朝は迎えて








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