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反逆罪である。
私の王様は実に小心者で無配慮で無遠慮で考えが無いのである。
然りとて小心者で無配慮で無遠慮で脳みそが足りずとも、王であるのだ。
彼の中に存在する、責任と権力を切り離す術を、我々、いや私は一つしか知らない。
学ぼうとは思わない。在るべき世界の姿には個別差がある。

私は王様に口を閉じて頂きたく、血管に堰を建設する。
国の命を並べるなら、国の意志を知らねばならない。

反逆罪は国を滅ぼし、崩御の後に私も失せる。
王様の為の玉座には、一体誰が座っていたのだろう。




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