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黒いギターは夜更けに
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詩
無為をかみしめたとき、私の頭蓋をかち割ろうとも
もう何も出てきやしないのだと覚るに至り
朽ちた口で
口笛も鳴らせぬまま今日も
泥を吐きながら脳髄を鼻からすする。
灰色の空にて 向き合った孤独は無表情、薄い瞼を腫らしているので。
私はとうとう目が回り、呆れた煩悩で寂しくないよと謳うのです。
撒き散らした灰色の砂漠で、重力以外になにも寄せ付けない悲しみを揃えてうずめるのです。
私の躯が重みに耐えられなくなるまで、根絶された有意義な世界は、きっと今日も青空でしょう、か。
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