詩
血であがなう道を恐れず
ためらわず
鈍感な神経で
汚れきった骨を踏み歩く
排他的である知性とはなにか
心の膿を捨てるたび
正しく生きることの難しさを知る
千本の針を浴びないために
素肌一枚の骨
引きつらせて微笑む
譲らない思いがある
それでもたやすく壊れるだろう
いくら唾を吐きかけて
いともたやすく砕けるだろう
歌っている
声の聞こえない心で
地面に埋めなければならない告白
他者を蔑むことしか出来ない廻廊
どれだけ身が溶け出そうと
靴を履いて忘れた地面に
骨に
なるまで挫けず
血であがなった道を歩き
ためらい
ためらい
鈍感な神経で
王様のように
己の王であるために