詩
プラットホームが銀河なら
僕の右足も宇宙に届く
誰かの声が星の向こう
どこまで跳ねるか数えていこう
かみさまの足は何センチ
かみさまはどこ
かみさまはどこ
かみさまが生きるなら
僕は死んだつもりで
心臓だけを動かすの
かみさまが叶えないなら
僕は願ったつもりで
無音だけを揺るがすの
かみさまはどこの生まれ
どんな色をしているの
僕とかみさまはどこが違うの
かみさまはどこ
かみさまはどこ
列車は間に合わないから
水蒸気にまかれて消えないで
きっとどこかで逢えるまで
明日の切符で乗り継いで行く
列車の外はラッシュアワー
プラットホームにはもう降りられない
次の駅はかみさま
マニアに厳しいシャッターが閉まる