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黒いギターは夜更けに
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吠えよ兎、飽くなき空へ
兎は一言呟いたあと
汚れた脚で跳ねました
月は一言呟いたあと
金の光に埋もれました
寂しくは無いと澱んだ空に
ひとりの様に澄ましました
夜風が染み入る秋の空
あふれる黄色い目が三つ
囚われた月と羽無き兎
暗闇の中、光の中
すすき野原で池の中
小さい彼らの夜でした
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