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黒いギターは夜更けに
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詩
消しゴムの小さな山
コップの底に残る紅茶
目覚し 驚かされて焦燥
温度の無い背骨に触れる
気付く時にはストーブが消えて
気付く時にはテレビが消えて
硝子窓から水色が見えた
冷えた外界が
あと一歩で私を嗅付ける寸前
どこからともなく匂う
梅の花
春の煩わしさ
逃げないで 冬
どうか捕まえて欲しかった
気絶するように眠る
原稿用紙が雪崩れ落ちる
花粉症 私は春がきらい
止むを待つように
の続きものみたいな。
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