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消しゴムの小さな山
コップの底に残る紅茶

目覚し 驚かされて焦燥
温度の無い背骨に触れる

気付く時にはストーブが消えて
気付く時にはテレビが消えて
硝子窓から水色が見えた

冷えた外界が
あと一歩で私を嗅付ける寸前

どこからともなく匂う
梅の花

春の煩わしさ


逃げないで 冬
どうか捕まえて欲しかった

気絶するように眠る
原稿用紙が雪崩れ落ちる


花粉症 私は春がきらい






止むを待つように
の続きものみたいな。

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