詩
ハッピーバースデー
あなたが生まれて
泣いた日の事は
知らないけれど
あなたが笑って
怒ったあの日は知ってる
嘘を吐いてもいい
あなたが
そう、心から
笑っている事を望む
夏の涼風、風鈴が鳴って
蝉の声と共に晴れ間が臨む
降り続いた雨の音が止んだら
燦々と、ジリジリと
太陽が肌に突き刺さるように
手で掬えそうな青い空
瞬きを堪えて眺めていたい程に
どんな日にあなたが生きてきたのか
私は全てを知らないけれど
揺るぎない変化を通して
あなたがあなたでいられるよう
これからもあなたが
意志を確かと持てるよう
あなたの幸せを願いましょう
誕生日おめでとう
その灯を吹き消したら
笑顔のあなたにプレゼントを添えて