02 一緒に温泉プール

 カエルラ=プルーマ最新レジャー、温泉プール。
 この魔法アトラクションにミチルはジンと訪れた。
 モニター試験を兼ねているので、周りに他の客はいない。

「ふむ……まあまあの水質だな」

 ジンは珍しく真面目に、プールの温泉水をチェックしていた。
 ミチルはその隣で、少し落ち着かずにモジモジプカプカしている。

「どうした、シウレン? 何か不都合があるか?」

「イエ、ナイデス……」

 そうは言いながら、ミチルは肩どころか耳までお湯に浸かってブクブクしている。
 やはりおかしい。ジンはミチルに詰め寄った。

「シウレン、何かあるなら言いなさい。よもや、具合が悪いのではなかろうな?」

「……ふあぁ!」

 詰め寄ったジンから、ミチルは慌ててバチャチャとお湯の中、数歩離れる。
 不可解な行動にジンは首を傾げるばかり。

「シウレン……?」

「あうあうあ……」

 そして毒舌師範はひとつの仮説に辿り着く。

「まさか──」



「ふあふあっ」

 ミチルは真っ赤になってジンから目を逸らしていた。

「まさか儂がシウレンの×××をお湯の中から見て、人知れず××しているのを見てしまったのか……?」

「ぎゃあああっ!」

 温泉プールとは言え、お湯の中に一緒に入る状況で、なんというセクハラ発言! 何なら卑猥発言!
 ミチルはますます顔を赤らめて悲鳴を上げた。



「それとも、儂がこの後シウレンの××を××して、お湯の中と言えども×××……!」

「ふぎゃあああ! 黙れぇえ、クソエロ師範めぇえ!」

 そんな事をさせてたまるものか、絶対に怒られるヤツ!
 ミチルは思わずジンに向かってお湯をぶっかける。



「先生と呼びなさい! 違うのなら、何なのだシウレンよ!」

「だっ、だからぁ、センセのそのヘアスタイルがぁ……!」

「うん?」

 ミチルの指先は、ジンの頭を差していた。
 長髪なのでお湯に浸けるわけにはいかず、アップにまとめている銀の髪。

「うなじが見えて、色っぽくてカッコよくてぇ……ふああぁ、ってなるぅ!」

 ミチルがお湯をかけてしまったので、少し乱れたその髪も。

「イケメンに水がしたたってるぅうう……っ!」

 温水プールという非日常で。水着一枚の開放感。
 すぐ隣に超絶な美が、色気たっぷりのうなじを見せて自分に迫る。

 ミチルにとっては、百パーセント鼻血案件です!



「そうか、シウレン……なんと可愛いことを言ってくれる……」

 シモシモエロエロ師範のスイッチがオン!

「温泉ゆえ、のんびり浸かろうと思っていたが……」

 お湯の中なので、手つきがよく見えないけれど。

「お前がその気なら……♡」

 ミチルの××を×××……!



「だめぇええ……♡」

 後で絶対怒られるヤツ!!
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