02 一緒に温泉プール

 温泉プール!
 それは最近カエルラ=プルーマで大流行の魔法アトラクションである!!

「ワオー! まさか異世界で温泉プールが堪能できるとか、夢みたい!」

 ミチルは久しぶりに海パンを履いてレジャー気分でウッキウキ。
 プールに勢いよくダイブしてはしゃいでいた。


 
「なんでわざわざパンツ履いて温泉入らないとなんねえんだよ……」

 ミチルとは対照的に、エリオットはブツブツ文句を言いながらプールに足だけ浸けていた。

「だってこれは大衆向けのプールだからでしょ。衛生面考えなよ」

 ミチルの正論も、王子様のエリオットにはただの屁理屈にしか聞こえない。

「大衆なんかいねえし、てか他のヤツらにミチルのハダカなんか見せねえし」

 もちろんエリオットの王族パワーで温泉プールを貸切にしたのは言うまでもない。

「……せっかく貸切なんだから、エリオットも泳ぐとかすればいいじゃん?」

 実はエリオットは泳げないのだが、ミチルはそれを知らない。
 つまり、エリオットがプールについて気が乗らない理由がそこにある。



「てかさ、誰もいないなら、ここはでっけえ温泉と変わんねえだろ? ミチル、全部脱げよ!」

 目が爛々と輝いて言うエリオットに、ミチルはドン引きした。

「ええ! ヤだよぉ、それに誰もいないからってプールではダメ! ルール違反なの!」

「ハアァ!? 絶好のチャンスなのにぃ!?」

「なんのチャンスなんだ、エロガキがぁ!」

 エリオットの視線は、ミチルの下の方に行っている。
 彼がミチルのナニを見たがっているかは、推して知るべし。

「ミチルだってプールっつーなら泳げば!? ほんとの風呂みたいに肩まで浸かりやがって!」

「あ、つい……なんとなく」

 温水の、ちょっと独特な匂いで温泉気分になったミチルは、ついのんびりしていた。
 テヘヘと笑っていると、エリオットは憤慨とともに大暴言を吐く。



「〇〇コが見れねえなら、〇〇ビくらい見せろよぉ!」

 足でジタバタ、バシャバッシャーン!
 いじめっ子プリンスのフラストレーションが、水飛沫を飛び散らかす。

「きええええっ! 何言ってんだ、スケベ王子がぁ!」

 ミチルもセクハラ発言に興奮して、両手で水飛沫を飛ばす。
 バチャバッチャーン!



「上等だ、立てェ、ミチルゥ! オマエをビッショビショにしてやるよぉ!」

 エリオットはさらに手を大きく振って、ミチルに飛沫をかけまくった。

「立たないよ、見えちゃうからぁ!」

 ミチルも飛沫をエリオットに投げつけながら、応戦した。

「ここはプールなんだろ!? 見えてもいいじゃねえか!」

「今のエリオットに見せてたまるかー!」



 果たしてエリオットはミチルのピンクなアレを見れたのか?
 バチャバチャでビショビショの攻防は陽が落ちるまで続いた……
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