王座の姫
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「はっ!!」と剣を振りかぶりザナンザに向かっていく夕梨、だがザナンザはいとも簡単に夕梨の剣を防ぎ攻撃に移していく。夕梨はザナンザの剣を受けきれず剣を落としてしまった
「あっ!!」と声を出す前にザナンザの剣は夕梨の首元にあてがわれた
「よし!そこまでだ!!」と手を叩きながらカイルが言う
「カイル皇子」と息の上がる声で夕梨はカイルを呼ぶ。私はそれをカイルの横から見ていた
「ザナンザ相手にそこまで剣を使えれば十分だよユーリ」とハチパチと拍手しながら言うカイルに続き
「本当にいいスジしている。女にしておくのおしいな」と剣を鞘にしまいながら言うザナンザ
「まぁ、ユーリさまってば上達が早くてもう、わたくしたちではお相手できませんわ」と言う三姉妹に夕梨は何かを言っていたが皆聞き取れなかったようだ
「ハディお水~~~!!」と言いハディたちからお水を貰っている時、カイルとザナンザが何か話していたが聞いても聞かなくても良い話なので置いておくことにした。それから少ししてイル・バーニがやってきた
「失礼いたします両殿下」
「イル・バーニか」
「皇帝陛下が久しぶりにおそろいの皇子殿下がたのために今晩王宮で宴をお開きになるそうにございます」
「ほう、宴を・・・」
「はい、そのさいは、それぞれご内室をお連れになるようにと・・・」とイル・バーニがそこまで言うと夕梨が驚いた声で
「ご・・・ご内室って、あたしもってこと!?」という夕梨にイル・バーニは淡々と答える
「戦いの女神を見たいのでユーリさまにはぜひにと陛下のお言葉です」
「そんなのやだよ。王宮のパーティーなんて場違いだよ。あそうだメイが行けばいいと思うよ。だって絶対引けを取らないし」
「駄目よ夕梨。私はカイルさんの室ではないから当てはまらないよ」
「・・・うー」とうな垂れる夕梨を尻目にカイルとイル・バーには話を続ける
「カイル殿下、お気をつけください。ご内室同伴を言い出したのはナキア王妃です
「王妃め、また何か企んでいるのか!!」と凄んでいうカイルに私は笑いそうになってしまった。知らないって罪だなと。今のナキアは私の忠実なる部下だ。私の命なら喜んでやってのける。知らないって罪だけど・・・ある意味幸せなことだと思いながら夕梨とともに場の雰囲気に合わせ深刻な顔をしてやり過ごした
その日の夜、夕梨はあの何とも言えないある意味超ミニスカートを履いていることに気づかないでその格好のまま行ってしまった。裏方では一応ハディが用意していた。それでも何が似合うか想像できないでいたハディたちを手助けして、夕梨が今夜着るであろう服をコーディネートしてあげた。あと髪型のレクチャーなどもしてあるから大丈夫だろう
私は皆が帰ってくるその時間までただ待つだけだ。今回はナキアに全て任せてある。彼女なら上手くやるだろう
ああ楽しみだ
バラの水を飲まされたザナンザ王子は夕梨を思惑通りに連れて行った。残されたカイル王子は苛立ちを隠せないようだ。
そんなカイル王子を無視し部屋に戻りこれからどうしようかと考えていた。夕梨の元へ行くか行かないかと言う二択だが。
今回も行かなくともいいか?どちらにしろ夕梨とザナンザ王子を回収したら、ここに戻ってくるから私が行かなくとも問題ないか…しかし、黒太子を見たい気持ちもある。さてさて、どうしたものか?
「メイ様。少しよろしいですか?」と私の部屋きたのは三姉妹が長女のハディだった。
「うん、構わないよ」と返事をしハディが部屋に入ると困った顔をしたハディに救いの手を差し伸べるように。
「で、どうしたのハディ」と質問した。
「メイ様はどうなされますか?」と聞くハディに私は困った顔で答えた。
「私が行っても迷惑になるでしょう?だから私はここにいるわ。ハディ、夕梨をお願いね。」
「そうですか、分かりました。それでは失礼し
ます。」と納得できない顔で私の室を退室しようと歩き出した。その時見えたハディの顔には色々と書いてあった。
『貴方はユーリ様が心配ではないのですか?姉なのに妹の事どう思っているのですか?迷惑?確かに何も出来ない貴方は迷惑になるかもしれないけどユーリ様はいたら安心するだろうから・・・』なんて事を考えている事が丸わかりだ。
「ハディ」と声をかけるとハディは振り向いた。
「ハディ、私は、、、いやなんでも無いよ。夕梨をお願いね。」と顔を伏せながら悔しいと思わせる声でハディに言う。何を勘違いしたのかハディは先程見せなかった声でお任せくださいと言って退室した。その後ろ姿から先程とは違う考えが丸分かりだった。
『メイ様はユーリ様が心配なのね。でも、ご自身が出向いても皆の邪魔になると分かってらっしゃるから行かない、いえ行けないのね。私はメイ様のためにもユーリ様のもとに参ります。』
