絶望は希望に癒されたい
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
微クロスオーバー作品です。
駄文です。頭を空っぽにしてお読みください。
それでも良いと言う方のみどうぞ。
絶望の成り変わりは希望を欲すIFストーリー:梟谷編
私黒澤美月は転生した。これが3回目の生である。
2回目の生は世界が絶望に包まれた時記憶を取り戻し、絶望した世界に発狂した。自身が破壊しておいて自身で発狂した。なんて面白みない展開だ。故に私は望んでしまった希望を。この世界ではもう味逢えない希望を。
そして私は江ノ島盾子の記憶と才能を引き継ぎもう一度、黒澤美月として生をえた。
現在中学3の最終進路を決める時期。学力的にはどこにでも入学できるけど
原作を追うなら烏野、全国への熱望打倒牛若を望むなら青城、幼馴染との高校生活を望むなら白鳥沢。東京でもいいかな?音駒、梟谷、井闥山。関西でも良いかな稲荷崎。有名どころはこの辺だよね。そうそうここはハイキュウ!!という漫画の世界。
ダンガンロンパという殺伐としたゲームの世界ではない。首謀者である絶望私がいるけれど。希望を…私は絶望で発狂はもうしたくない…私は希望で傷ついた黒澤美月の心を癒したいんだ。あの絶望に耐えられなかった心を。
私は江ノ島盾子の記憶と才能は受け継いでいる。彼女の意識が私の中にないことが救いなのか。だからこの世界が絶望に包まれることはないはずだ。江ノ島盾子の才能を纏めて絶望と呼ぶことにする。戒めのために。さぁ、どうしようか。私の高校生活。
私の中の絶望才能が弾き出した答えは梟谷学園。ここには絶対的希望がいる。木兎光太郎という絶対的希望が。絶望で壊れた心を癒すために梟谷学園へ入学しよう。
中3の最終進路決定時にいざ、東京に行くと言ったら色々と問題があった。学力は問題ないが落ち着くの に1年かかった。
両親は放任主義だから問題はなかった。問題は幼馴染と信者たちだ。幼馴染はまぁ、実家はこっちだし時間がある時帰ってくるからで納得してもらった。それにインターハイも春高も会いに行くよ。と声をかければ渋々納得してくれた。信者が大変だった。月様がいるところに我らは向かいます。月様が東京に行かれるのなら東京に支部を建てます。お待ちください。
そう言われマンションが建った。東京に。そりゃ、建設するなら時間かかるよね。うん、納得。うん。うん・・・もう知らない。私知らない。どの辺がいいですかって聞かれたけど分からないから梟谷から電車で15〜30分以内がいいなと希望は言っておいた。建設するのにどれだけ費用がかかったとか私知らない。信者(金持ち)、月様に貢げるなら本望です。東京だろうと、どこにでも月様に相応しいお住まいを建てます。お任せください。との事。すごいな絶望。怖いな絶望。
そして入学した梟谷学園。赤葦君と同じクラスになった。
私は陰ながら希望を観察するつもりだ。ただ木兎光太郎の希望の光を見たいだけだ。強すぎる希望によって絶望によって壊された心を癒すのだ。と思っていたのに私はどうしょうもなく不運なようだ。幸運だったらこんな事ないだろうに。クラスメイトの関係が崩れる音がした。席替えで赤葦君の隣の席になったことによって。
インターハイも終わりバレー部は春高に向け練習をしている。木兎さんは主将、赤葦君は副主将としてエース、正セッターとしてスタメン入りをしたようだ。それからこのクラスに木兎光太郎が来るようになった。
ちょうど赤葦君は先生に呼ばれ教室にいなかった時木兎さんが教室にやってきた
「あかーしいる?あ!え?美月ちゃんがいる!」
「木兎さん。こんにちは。学校では初めましてですね」
「何でいるの美月ちゃん!そっかー!同じ学校だったんだね。それにあかーしと同じクラスだし」
ちょっと拗ねている木兎さん。でも嬉しそうにそわそわしている。なんか可愛いな。
木兎さんとは毎朝のランニングで出会った。早朝の静かな公園で軽く息を弾ませんがら並走する私に興味を持った木兎さんが話しかけてきたのがきっかけだ。
「すごいね。俺について来れるの」
「え?そうですか?普通に走っているだけですけど・・・」
「俺について来れないやつ多いから。女の子なのに凄いなって思って」
「ありがとうございます」
「俺、梟谷学園1年木兎光太郎」
「えっと私は黒澤美月。4月から高校生です」
これらは走りながらの会話である。入学前、引っ越してきてすぐの事だった。それからはタイミングが合えば公園を一緒にランニングするというランニング友達になったのだった。それから何回か一緒に走って、それが毎日になっていった。
そして今日学校で見つかってしまった。
「美月ちゃん。赤葦が戻ってくるまで話そ」
「はい」
「そうだ。美月ちゃん!連絡先教えて!」
スマホを出しながら言う木兎に私もスマホを出す
「良いですよ」
「やったー。美月ちゃん連絡するね」
「ふふ。お待ちしてます。」
「あ!美月ちゃんも連絡してね」
「はい」
その後は赤葦君が来るまで話をして過ごした。木兎さんは楽しそうに笑っていた。
戻ってきた赤葦は木兎さんがすごく機嫌がいいことに驚いた。何があったんだ?
「木兎さん。黒澤さんに絡まないで下さい。迷惑です」
「あかーしおかえり〜。えー美月ちゃん俺迷惑だった?」
「そんなことないですよ。木兎さんと話すの楽しいです」
「美月ちゃん迷惑じゃないって!」
「良かったですね。黒澤さん迷惑になったら言ってください」
「うん、ありがとう赤葦君」
そんなことがあってから普段も以前より赤葦君と話すようになった。どこで木兎さんに会ったのかと言う話になって朝のランニングの話をしたら俺も行きますという事になった。「あかーしも来るの!やった」と木兎さんは喜んでいた。木兎さんに合わせてハイペースで走るけど赤葦君は大丈夫だろうか?その後の部活が疎かにならないといいけど。「じゃ、美月ちゃん。また明日。あかーし部活行くぞー」「はい、木兎さん。じゃ黒澤さん明日」二人は部活に向かった。
「バレー楽しみだなー」
「いつ頃から黒澤さんと朝走っているんですか?」
「3月から。美月ちゃん俺に着いて来れるから一緒に走るの楽しいんだ」
「木兎さんのスピードに着いて・・・凄いですね」
「だよねー」
「そんなに黒澤さんを気に入っているのならマネージャーに勧誘しないんですか?」
「美月ちゃんがマネージャー?」
「そうです」
「やだ」
だって、マネージャーになったら俺以外にも構うでしょ美月ちゃん。あかーしは同じクラスだししょーがないけど、他はダメ。俺の美月ちゃんなんだから。
「ふむ」
木兎さんにとって黒澤さんは特別なのかもしれない。それが友情か恋愛感情か判断がつかないけれど。今度練習見にきてくれないかな。木兎さんの調子が良くなりそうだし。今度聞いてみよう。
早朝黒澤はいつも通りにランニングにいく。家の前で木兎に連絡を入れてから地面を蹴る。
公園入り口に着くと少しして木兎と赤葦が到着した。そのまま、園内に入り3人でランニングコースを走っていく。
「おはよう!美月ちゃん!」
「おはようございます。木兎さん、赤葦君」
「おはよう、ございます。」
「大丈夫?赤葦君」
「大丈夫です」
「赤葦朝弱くて、今日中々起きてくれなくて大変だった」
「そうなんですね。仲が良いですね」
その日俺は木兎さんの家に泊まり朝一緒に走ることにした。木兎さんと仲が良い黒澤さん。朝一緒に公園を走っていると言うのでそれに着いていくことにした。走りながらテンポのいい会話。それでいて足が疎かになることはない。スピードは落とさずでも楽しそうに二人は走っていく。素直に凄いなと思った。木兎さんも黒澤さんも。それに俺は着いていけなくなった。それだけ二人は早い。遅れた俺に気づいた黒澤さんは気にかけてくれるが自身のスタミナの無さがやるせなかった。
「赤葦君大丈夫?」
「はっぃ、気に、しないで・・・先」
「少しペース落とそうか?」
「い、えっ、先に行って、くださ、い」
「じゃ、先に行くけど無理しないようにね」
赤葦を置いて黒澤と木兎は力強く地面を蹴る。先ほどよりスピードをあげ公園の外周を走る、走る、走る。息が弾んできた。いい感じに走れてる。でもそろそろ終了だ。「木兎さん」「おう!俺はもう一周してくる」
木兎と別れた黒澤は公園入り口に歩きながら向かった。赤葦がベンチに座って休んでいる。その横に座ろうとベンチに足を向け、許可をもらい横に座った。
「お疲れ様赤葦君。横いいかな」
「どうぞ。黒澤さん木兎さんに聞いていましたが凄いですね。並走して着いていくなんて」
「そうかな。赤葦君は色々大変だね」
「そうですね。今日走って実感しました」
「今日、木兎さん早かったから。赤葦君がいたからテンション上がってたんだろうね」
「部活でのペースより早かったのは確かですね。黒澤さんがいるからだと思っていました」
「ふふ、そうなんだ。それより赤葦君ペース乱されるとすぐ参っちゃうでしょ」
「今日は特に思い知りました。お二人に着いていけなかったので」
「なら、それに対応できるスタミナ付けなきゃね」
「そうですね。黒澤さんはどうやってスタミナ付けたんですか?」
「私?毎朝10km走ってるからかな」
「10!冗談じゃ、ないようですね」
「毎日走ってたらスタミナつくよ」
「スタミナ付けるために俺もこれから走ろうかな」
「いいと思うよ。試合中にバテないだけのスタミナは付けないとね」
そんな話を彼として時間を潰した。木兎が公園入り口に戻ってくるまで。
赤葦も美月ちゃんも笑ってる。そこに俺がいないのに笑ってる。やだなー。二人はクラスメイトだから仲が良いのは分かってるんだけど、なんかヤダ。赤葦も美月ちゃんも俺のなのに!二人が仲良いのは良いことなのに。何でだろう?赤葦の優しい顔が珍しい。美月ちゃんの笑った顔が可愛い。「あ、木兎さんここです」二人は木兎に気付き、手を振り木兎を招く。そこに嫌な感情はなく。木兎は嬉しくなる。さっきまであったあの思いは何なのだろうか?初めての感情。赤葦に対してなのか、美月ちゃんに対してなのか、それとも両方に対してなのか。
「どうしました?」
「何でもない」
「なら良いですが」
「なぁ、なぁ何話してたの?」
「木兎さんのことですね」
「俺のこと?」
「木兎さん凄いなって話です」
「え!ほんと!美月ちゃん」
「はい」
「Hey!Hey!Hey!俺すごい!」
「はい、凄いです」
「木兎さん、早朝なので少し声を抑えてください」
二人と話をしていたら感じていた気持ちの悪い、嫌な感情は無くなった。そして美月ちゃんと別れ赤葦と二人で家に向かって走り出した。また、登校すれば会える。朝練後美月ちゃんに会いに教室に行こ。美月ちゃんは喜んで俺を迎えてくれる。やっぱり美月ちゃんは俺の。俺だけの美月ちゃん。
練習後の部室にて、最近の木兎の行動が話題になっていた
「最近木兎、赤葦の教室に行き過ぎじゃね」
「え!そんなことない!」
「いやいや、朝練後に赤葦に着いて行って。昼は赤葦の教室行く。放課後部活は赤葦と来る。前は一直線に部室行ってたのに。今は赤葦のクラスに行ってから来るだろ」
「赤葦も迷惑なら言わなきゃダメだよ」
「迷惑とは、それにそんなに俺のところには来てないです」
「じゃーどこに行ってるんだ木兎」
「あっ、なるほど。木兎さん」
「なになに、赤葦知ってるの?」
「赤葦!ダメ!!」
言い方は子供のそれだが。木兎の目がバレーでしか見たことのないような鋭い目で赤葦を睨む。猛禽類の鋭い目がざわついた部室を静かにさせた。
黒澤は木兎の執着に気づいていた。江ノ島盾子のカリスマ性が木兎に効いているのだと初めは思っていた。
一緒にいる内にあれ?これ違うぞと気づいたのは良いが、保っておくことにした。木兎さんが気づかないなら気づかないで良いかと思っていたから。
木兎自身、黒澤に執着していることは気づいている。その理由を分かってない。黒澤はそれで良いと思っていた。
だって私は希望によって癒されたいだけだ。圧倒的な光によって傷ついた心を癒したいだけなのだから。
そこに愛だの恋だのそういうものは必要ないからだ。ただ絶望を感じないように強い希望に満たされたいだけ。
駄文です。頭を空っぽにしてお読みください。
それでも良いと言う方のみどうぞ。
絶望の成り変わりは希望を欲すIFストーリー:梟谷編
私黒澤美月は転生した。これが3回目の生である。
2回目の生は世界が絶望に包まれた時記憶を取り戻し、絶望した世界に発狂した。自身が破壊しておいて自身で発狂した。なんて面白みない展開だ。故に私は望んでしまった希望を。この世界ではもう味逢えない希望を。
そして私は江ノ島盾子の記憶と才能を引き継ぎもう一度、黒澤美月として生をえた。
現在中学3の最終進路を決める時期。学力的にはどこにでも入学できるけど
原作を追うなら烏野、全国への熱望打倒牛若を望むなら青城、幼馴染との高校生活を望むなら白鳥沢。東京でもいいかな?音駒、梟谷、井闥山。関西でも良いかな稲荷崎。有名どころはこの辺だよね。そうそうここはハイキュウ!!という漫画の世界。
ダンガンロンパという殺伐としたゲームの世界ではない。首謀者である絶望私がいるけれど。希望を…私は絶望で発狂はもうしたくない…私は希望で傷ついた黒澤美月の心を癒したいんだ。あの絶望に耐えられなかった心を。
私は江ノ島盾子の記憶と才能は受け継いでいる。彼女の意識が私の中にないことが救いなのか。だからこの世界が絶望に包まれることはないはずだ。江ノ島盾子の才能を纏めて絶望と呼ぶことにする。戒めのために。さぁ、どうしようか。私の高校生活。
私の中の絶望才能が弾き出した答えは梟谷学園。ここには絶対的希望がいる。木兎光太郎という絶対的希望が。絶望で壊れた心を癒すために梟谷学園へ入学しよう。
中3の最終進路決定時にいざ、東京に行くと言ったら色々と問題があった。学力は問題ないが
両親は放任主義だから問題はなかった。問題は幼馴染と信者たちだ。幼馴染はまぁ、実家はこっちだし時間がある時帰ってくるからで納得してもらった。それにインターハイも春高も会いに行くよ。と声をかければ渋々納得してくれた。信者が大変だった。月様がいるところに我らは向かいます。月様が東京に行かれるのなら東京に支部を建てます。お待ちください。
そう言われマンションが建った。東京に。そりゃ、建設するなら時間かかるよね。うん、納得。うん。うん・・・もう知らない。私知らない。どの辺がいいですかって聞かれたけど分からないから梟谷から電車で15〜30分以内がいいなと希望は言っておいた。建設するのにどれだけ費用がかかったとか私知らない。信者(金持ち)、月様に貢げるなら本望です。東京だろうと、どこにでも月様に相応しいお住まいを建てます。お任せください。との事。すごいな絶望。怖いな絶望。
そして入学した梟谷学園。赤葦君と同じクラスになった。
私は陰ながら希望を観察するつもりだ。ただ木兎光太郎の希望の光を見たいだけだ。強すぎる希望によって絶望によって壊された心を癒すのだ。と思っていたのに私はどうしょうもなく不運なようだ。幸運だったらこんな事ないだろうに。クラスメイトの関係が崩れる音がした。席替えで赤葦君の隣の席になったことによって。
インターハイも終わりバレー部は春高に向け練習をしている。木兎さんは主将、赤葦君は副主将としてエース、正セッターとしてスタメン入りをしたようだ。それからこのクラスに木兎光太郎が来るようになった。
ちょうど赤葦君は先生に呼ばれ教室にいなかった時木兎さんが教室にやってきた
「あかーしいる?あ!え?美月ちゃんがいる!」
「木兎さん。こんにちは。学校では初めましてですね」
「何でいるの美月ちゃん!そっかー!同じ学校だったんだね。それにあかーしと同じクラスだし」
ちょっと拗ねている木兎さん。でも嬉しそうにそわそわしている。なんか可愛いな。
木兎さんとは毎朝のランニングで出会った。早朝の静かな公園で軽く息を弾ませんがら並走する私に興味を持った木兎さんが話しかけてきたのがきっかけだ。
「すごいね。俺について来れるの」
「え?そうですか?普通に走っているだけですけど・・・」
「俺について来れないやつ多いから。女の子なのに凄いなって思って」
「ありがとうございます」
「俺、梟谷学園1年木兎光太郎」
「えっと私は黒澤美月。4月から高校生です」
これらは走りながらの会話である。入学前、引っ越してきてすぐの事だった。それからはタイミングが合えば公園を一緒にランニングするというランニング友達になったのだった。それから何回か一緒に走って、それが毎日になっていった。
そして今日学校で見つかってしまった。
「美月ちゃん。赤葦が戻ってくるまで話そ」
「はい」
「そうだ。美月ちゃん!連絡先教えて!」
スマホを出しながら言う木兎に私もスマホを出す
「良いですよ」
「やったー。美月ちゃん連絡するね」
「ふふ。お待ちしてます。」
「あ!美月ちゃんも連絡してね」
「はい」
その後は赤葦君が来るまで話をして過ごした。木兎さんは楽しそうに笑っていた。
戻ってきた赤葦は木兎さんがすごく機嫌がいいことに驚いた。何があったんだ?
「木兎さん。黒澤さんに絡まないで下さい。迷惑です」
「あかーしおかえり〜。えー美月ちゃん俺迷惑だった?」
「そんなことないですよ。木兎さんと話すの楽しいです」
「美月ちゃん迷惑じゃないって!」
「良かったですね。黒澤さん迷惑になったら言ってください」
「うん、ありがとう赤葦君」
そんなことがあってから普段も以前より赤葦君と話すようになった。どこで木兎さんに会ったのかと言う話になって朝のランニングの話をしたら俺も行きますという事になった。「あかーしも来るの!やった」と木兎さんは喜んでいた。木兎さんに合わせてハイペースで走るけど赤葦君は大丈夫だろうか?その後の部活が疎かにならないといいけど。「じゃ、美月ちゃん。また明日。あかーし部活行くぞー」「はい、木兎さん。じゃ黒澤さん明日」二人は部活に向かった。
「バレー楽しみだなー」
「いつ頃から黒澤さんと朝走っているんですか?」
「3月から。美月ちゃん俺に着いて来れるから一緒に走るの楽しいんだ」
「木兎さんのスピードに着いて・・・凄いですね」
「だよねー」
「そんなに黒澤さんを気に入っているのならマネージャーに勧誘しないんですか?」
「美月ちゃんがマネージャー?」
「そうです」
「やだ」
だって、マネージャーになったら俺以外にも構うでしょ美月ちゃん。あかーしは同じクラスだししょーがないけど、他はダメ。俺の美月ちゃんなんだから。
「ふむ」
木兎さんにとって黒澤さんは特別なのかもしれない。それが友情か恋愛感情か判断がつかないけれど。今度練習見にきてくれないかな。木兎さんの調子が良くなりそうだし。今度聞いてみよう。
早朝黒澤はいつも通りにランニングにいく。家の前で木兎に連絡を入れてから地面を蹴る。
公園入り口に着くと少しして木兎と赤葦が到着した。そのまま、園内に入り3人でランニングコースを走っていく。
「おはよう!美月ちゃん!」
「おはようございます。木兎さん、赤葦君」
「おはよう、ございます。」
「大丈夫?赤葦君」
「大丈夫です」
「赤葦朝弱くて、今日中々起きてくれなくて大変だった」
「そうなんですね。仲が良いですね」
その日俺は木兎さんの家に泊まり朝一緒に走ることにした。木兎さんと仲が良い黒澤さん。朝一緒に公園を走っていると言うのでそれに着いていくことにした。走りながらテンポのいい会話。それでいて足が疎かになることはない。スピードは落とさずでも楽しそうに二人は走っていく。素直に凄いなと思った。木兎さんも黒澤さんも。それに俺は着いていけなくなった。それだけ二人は早い。遅れた俺に気づいた黒澤さんは気にかけてくれるが自身のスタミナの無さがやるせなかった。
「赤葦君大丈夫?」
「はっぃ、気に、しないで・・・先」
「少しペース落とそうか?」
「い、えっ、先に行って、くださ、い」
「じゃ、先に行くけど無理しないようにね」
赤葦を置いて黒澤と木兎は力強く地面を蹴る。先ほどよりスピードをあげ公園の外周を走る、走る、走る。息が弾んできた。いい感じに走れてる。でもそろそろ終了だ。「木兎さん」「おう!俺はもう一周してくる」
木兎と別れた黒澤は公園入り口に歩きながら向かった。赤葦がベンチに座って休んでいる。その横に座ろうとベンチに足を向け、許可をもらい横に座った。
「お疲れ様赤葦君。横いいかな」
「どうぞ。黒澤さん木兎さんに聞いていましたが凄いですね。並走して着いていくなんて」
「そうかな。赤葦君は色々大変だね」
「そうですね。今日走って実感しました」
「今日、木兎さん早かったから。赤葦君がいたからテンション上がってたんだろうね」
「部活でのペースより早かったのは確かですね。黒澤さんがいるからだと思っていました」
「ふふ、そうなんだ。それより赤葦君ペース乱されるとすぐ参っちゃうでしょ」
「今日は特に思い知りました。お二人に着いていけなかったので」
「なら、それに対応できるスタミナ付けなきゃね」
「そうですね。黒澤さんはどうやってスタミナ付けたんですか?」
「私?毎朝10km走ってるからかな」
「10!冗談じゃ、ないようですね」
「毎日走ってたらスタミナつくよ」
「スタミナ付けるために俺もこれから走ろうかな」
「いいと思うよ。試合中にバテないだけのスタミナは付けないとね」
そんな話を彼として時間を潰した。木兎が公園入り口に戻ってくるまで。
赤葦も美月ちゃんも笑ってる。そこに俺がいないのに笑ってる。やだなー。二人はクラスメイトだから仲が良いのは分かってるんだけど、なんかヤダ。赤葦も美月ちゃんも俺のなのに!二人が仲良いのは良いことなのに。何でだろう?赤葦の優しい顔が珍しい。美月ちゃんの笑った顔が可愛い。「あ、木兎さんここです」二人は木兎に気付き、手を振り木兎を招く。そこに嫌な感情はなく。木兎は嬉しくなる。さっきまであったあの思いは何なのだろうか?初めての感情。赤葦に対してなのか、美月ちゃんに対してなのか、それとも両方に対してなのか。
「どうしました?」
「何でもない」
「なら良いですが」
「なぁ、なぁ何話してたの?」
「木兎さんのことですね」
「俺のこと?」
「木兎さん凄いなって話です」
「え!ほんと!美月ちゃん」
「はい」
「Hey!Hey!Hey!俺すごい!」
「はい、凄いです」
「木兎さん、早朝なので少し声を抑えてください」
二人と話をしていたら感じていた気持ちの悪い、嫌な感情は無くなった。そして美月ちゃんと別れ赤葦と二人で家に向かって走り出した。また、登校すれば会える。朝練後美月ちゃんに会いに教室に行こ。美月ちゃんは喜んで俺を迎えてくれる。やっぱり美月ちゃんは俺の。俺だけの美月ちゃん。
練習後の部室にて、最近の木兎の行動が話題になっていた
「最近木兎、赤葦の教室に行き過ぎじゃね」
「え!そんなことない!」
「いやいや、朝練後に赤葦に着いて行って。昼は赤葦の教室行く。放課後部活は赤葦と来る。前は一直線に部室行ってたのに。今は赤葦のクラスに行ってから来るだろ」
「赤葦も迷惑なら言わなきゃダメだよ」
「迷惑とは、それにそんなに俺のところには来てないです」
「じゃーどこに行ってるんだ木兎」
「あっ、なるほど。木兎さん」
「なになに、赤葦知ってるの?」
「赤葦!ダメ!!」
言い方は子供のそれだが。木兎の目がバレーでしか見たことのないような鋭い目で赤葦を睨む。猛禽類の鋭い目がざわついた部室を静かにさせた。
黒澤は木兎の執着に気づいていた。江ノ島盾子のカリスマ性が木兎に効いているのだと初めは思っていた。
一緒にいる内にあれ?これ違うぞと気づいたのは良いが、保っておくことにした。木兎さんが気づかないなら気づかないで良いかと思っていたから。
木兎自身、黒澤に執着していることは気づいている。その理由を分かってない。黒澤はそれで良いと思っていた。
だって私は希望によって癒されたいだけだ。圧倒的な光によって傷ついた心を癒したいだけなのだから。
そこに愛だの恋だのそういうものは必要ないからだ。ただ絶望を感じないように強い希望に満たされたいだけ。
1/1ページ
